マガジンのカバー画像

Heart & Body – 心と体

67
Heart & Body – 心と体
運営しているクリエイター

#糖質疲労

「太っていないから糖尿病の心配はない」は誤解…日本人に推奨される食事が実は健康的ではないという現実

「太っていないから糖尿病の心配はない」は誤解…日本人に推奨される食事が実は健康的ではないという現実

ランチで「ライス大盛り」を頼み、お腹いっぱい食べる――。なんとも幸せなひとときですが、その後に眠気を感じてしまっていませんか?

それも睡眠不足や過労、睡眠時無呼吸症候群などの要因が思い当たらないならば、糖尿病をはじめとする重い病気の連鎖の入り口へと駒を進めている可能性があります。

警鐘するのは『糖質疲労』(サンマーク出版)の著者で、医師/北里大学北里研究所病院院長補佐 糖尿病センター長の山田悟

もっとみる
「唐揚げ+マヨネーズに罪悪感はいらない」油を控える食事が健康に良くないと思い込んでいる人の大誤解

「唐揚げ+マヨネーズに罪悪感はいらない」油を控える食事が健康に良くないと思い込んでいる人の大誤解

唐揚げにマヨネーズ。脂身のステーキ、バター。いかにもこってりしてなんだか健康に良くないのかと思いきや――。

糖尿病、肥満、高血圧症、脂質異常症という病気の前触れともいえるのが、医師/北里大学北里研究所病院院長補佐 糖尿病センター長の山田悟さんが名づけた「糖質疲労」。この状態で気づいて対処すれば深刻な病気になる前に戻れます。

そのカギを握る食事の新常識が脂質(油)との付き合い方。前編(食後やたら

もっとみる
食後やたら眠い人は要注意…糖尿病からの病気連鎖を招きかねない「糖質疲労」の正体

食後やたら眠い人は要注意…糖尿病からの病気連鎖を招きかねない「糖質疲労」の正体

朝はフルーツ。昼は「そば」。夜は「油を控えた」バランスの良い食事をとっている――。

いかにも健康そうな食生活を送っている40〜50代ぐらいの人の中で「30〜40代の頃は午後も元気だったのに、このところは昼下がりに眠気が強くなっている」ならば要注意。

それはいずれ時間を置いて糖尿病・肥満・高血圧症・脂質異常症という病気の連鎖につながっていくかもしれないからです。今年3月の発売から現在までに12万

もっとみる
「糖質疲労」ランチ後に眠くなる人が病気の入り口に立っているかもしれないワケ

「糖質疲労」ランチ後に眠くなる人が病気の入り口に立っているかもしれないワケ

 健康診断で判明する「空腹時血糖値」や「HbA1c」。これらの数値が正常範囲内だからといって安心できないことがあります。もしも睡眠不足や疲労、睡眠時無呼吸症候群といった身体的な要因がないのに、ランチ後の昼下がりに強い眠気を日常的に感じているなら要注意。重大な病気の連鎖が始まる入り口に立っているかもしれないからです。
 
 12万部突破のベストセラー『糖質疲労』より冒頭の試し読みをお届けします。

もっとみる
食後に眠くてだるい人を襲う「糖質疲労」を放置してはいけない理由

食後に眠くてだるい人を襲う「糖質疲労」を放置してはいけない理由

「糖質疲労」という言葉は聞き慣れないが、それもそのはず。これは糖尿病専門医である『糖質疲労』の著者、山田悟氏が、アスリートやビジネスパーソンの方々と接する過程で気づいた概念なのだそうだ。

 そこで、まずはそれがどのようなものであるのかを確認しておこう。

「糖質疲労」とは

「食後高血糖」とは、文字どおり“食後の血糖値(正常140mg/dℓ未満)”が高いこと。いうまでもなく、健康診断で測る「空腹

もっとみる
食後に眠くなる人に知ってほしい「食べ方」7ルール

食後に眠くなる人に知ってほしい「食べ方」7ルール

 お腹がいっぱいになるまで、それもカロリーも気にせず食べていい。それでも体重を維持して血圧や血糖値の上昇を避けられる、緩やかな糖質制限を意味する「ロカボ」という食べ方があります。

 提案しているのは北里大学北里研究所病院副院長・糖尿病センター長、山田悟さん。山田さんは、食後に血糖値が急変動する影響により生じる「眠くなる」「だるくなる」などの体調不良を「糖質疲労」と名づけ、警鐘を鳴らしています。

もっとみる
「朝食抜き、三角食べ」が体にいいとは言えない理由

「朝食抜き、三角食べ」が体にいいとは言えない理由

朝食ぬきは昼下がりの「糖質疲労」に直結!

 若い方たちの朝食欠食率の高さが問題になっています。摂取するカロリー量で健康や体重の管理を考える人にとっては、それは大きな問題ではないかもしれません。

 しかし、問題にすべきは、摂取するカロリー量よりも、食後高血糖です。その点では、朝食はしっかり食べたほうがよいのです。

 以前報告された研究の結果です。1日「3食きちんと食べる」「朝食ぬき」「朝食と昼

もっとみる
こむら返りが減ったアスリートが選んだ食事の秘密

こむら返りが減ったアスリートが選んだ食事の秘密

ボディビルダーの糖質摂取は理にかなっているが身体を傷つける?

 フルマラソン(42.195km)を走るような長距離ランナーが試合前に大量の糖質を摂取し、筋肉内のグリコーゲン量を上げ、持久力の最大化を狙う「カーボローディング」という食事法を実践することがあります。

 ただ、カーボローディングはやり方次第で糖質疲労になってしまうこともあります。(詳しくは3月7日配信の「42.195kmに挑むランナ

もっとみる
42.195kmに挑むランナー「直前の食事」何が適切か

42.195kmに挑むランナー「直前の食事」何が適切か


◎オススメの記事

「ランニング」もやり方次第で糖質疲労

 ランニングの際、「カーボローディング」と呼ばれる食事法があるのをご存じでしょうか。長距離ランナーなどが試合前に大量の糖質を摂取し、筋肉内のグリコーゲン量を上げ、持久力の最大化をねらう、という概念がカーボローディングです。

 しかし、カーボローディングでパフォーマンスを低下させた経験のあるアスリートは相応にいらっしゃるようです。そうし

もっとみる