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【オススメの1冊】 「すぐやる脳」になって人生を楽しむために

こんにちは。
サンマーク出版の代表の黒川精一です。

今日は「後悔」がテーマ。

少し前に『DIE WITH ZERO』という本が
ベストセラーになりました。
天国までお金を持って
いけるわけではないのだから、
生きているうちにお金を使い切り
「ゼロ」で死んでいきなさいという本です。

この本の一説にこうあります。

人生でしなければならない一番の仕事は、
思い出づくりです。最後に残るのは、
結局それだけなのですから。

『DIE WITH ZERO』より

思い出をつくるためにお金を使い切り、
人生をカラフルにしていきましょう、
という本です。

いつか行きたかった場所。
いつか会いたかった人。
いつかやりたかったこと。

それらをやり尽くして死ねたら、
素晴らしいことだな、と思います。
人生の後悔とは、たぶん、
「やったこと」ではなく
「やらなかったこと」に対して
覚えるものだから。

とはいえ、です。

どうしても後回しにしてしまうのも人間だし、
行ったほうがいい、
会ったほうがいい、
やったほうがいい、
とわかっていても腰が重いことが
僕にはよくあります。

「いつか」と思っていたら
その後、体調を崩して
できなくなってしまうこともあります。

やったら楽しいとわかっているのに、
会ったら楽しいとわかっているのに、
それをやる前は面倒な気持ちになってしまう。

でも、これを続けていると
人生に後悔が残るし、
老け込むのも早いような気がするんです。
そこで自ら編集して本を作ることにしました。

それが『すぐやる脳』です。

脳神経外科医として第一線で活躍する
菅原道仁先生を著者にお迎えして、
人はどうすれば「すぐやる」ようになるのかを
脳科学の観点から書いていただきました。

脳は、サボるのが仕事なんですよ。

菅原先生はそうおっしゃいます。

人間がとり込んだ酸素の20%以上は
脳の活動に使われます。
そんなにエネルギー消費する臓器は他になく、
脳にとってはいかに「省エネ」で
やっていくかが切実な問題だそうです。

新しい挑戦をしたり、
初対面の人に会ったり、
行ったことのない場所に行ったりするのは、
一定のストレスがかかりますよね。
脳がそれを拒んで「休もう」という
選択をするのもうなずけます。

やる気が出ないのは僕のせいじゃなかった。
脳のサボり癖のせいだったんです(笑)

そんなサボり癖のある脳を
「やる気」にさせるのがドーパミンです。

菅原先生曰く、やる気ホルモンである
ドーパミンを意図的に出すようにすると
「すぐやる脳」に変わって
人生を謳歌できるとのこと。

このドーパミン、ちょっとしたことで
分泌するんだそうです。
たとえばいま僕はこの記事を
書いていますが、書く前は

「ああ、原稿書かなきゃ。
でも忙しいし・・・」

とウダウダしながら、
なかなか書き始めませんでした。

ところが、冒頭の

「こんにちは。サンマーク出版の
代表の黒川精一です。」

と書き始めた瞬間に
なんだかやる気が出てきて、
10行ほど書くとパソコンを叩く音が
大きくなるくらい
俄然やる気が出てきました。

これこそがドーパミンの力。

「やる前ウダウダ、やったら楽しい」
の正体はホルモンだったのですね。

『すぐやる脳』には
このドーパミンを活用して
「すぐやる、そして楽しくなって続く」
ための方法が脳科学を論拠に
わかりやすく語られています。

人生を、

やらなかった
行かなかった
会わなかった

ことで後悔しないために、
ぜひ読んでみてください。

「すぐやる脳」になれば
人生がカラフルになって、
ずっと若々しくいられるはずです。

最後に映画監督のウッディ・アレンの言葉を。

始めさえすれば、
もう8割は成功したのと同じだ。

ウッディ・アレン
Photo by Shutterstock