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NHK『あさイチ』でも紹介された新しい体の休息法【ふるふる】とは

NHKで2025年2月26日(水)放送の
あさイチ』(8:15〜)に
朝起きてすぐに動きたくなる体』(サンマーク出版)の著者で
コンディショニングトレーナーの庄島義博さんが出演!

「新常識が続々! 正しい休息」と題した
特集コーナーに登場し、
誰でも15秒ほどで簡単にできる
「運動タイプの休養」として
ふるふるを披露しました。 

オリンピック選手や一流アーティストのコンディション調整も手がける庄島義博さん

NHK『あさイチ』の番組内では、
タレントの中村アンさんやお笑い芸人のロッチ・中岡さんたちが
膝ふるふる」「お尻ふるふる」「腕ふるふる」という
3つのセルフケアを体験。

 今回は、
番組内でMCの博多大吉さんが
「信じられないほど腕が動くようになった」
と驚いた
「腕ふるふる」を中心に、
庄島さんの著書『朝起きてすぐに動きたくなる体』の一部を
再構成してお届けします。

『朝起きてすぐに動きたくなる体』(サンマーク出版) 書影
『朝起きてすぐに動きたくなる体』サンマーク出版

筋肉をヨコに揺らす

 ストレッチや筋トレを行う際は、基本的に誰もが筋肉を「タテ」に動かしています。それを「ヨコ」に揺らす、振るということを意識するだけで、これまでとはまったく違った新しい体の感覚を手に入れることができます。

 「タテ」とは筋肉の線維に沿った方向、という意味です(医学では「繊維」を「線維」と書くことが多い)。ご自身がよくやるストレッチを想像してみてください。おそらく「タテに伸ばしている」というイメージが伝わるはずです。

 「ヨコ」という場合には、その垂直方向を意味します。左右両方の腕をだらんと下に下ろして、手のひらの力を抜きます。そしてぶるぶるシェイクしてみてください。これが「ヨコに揺らす」ということです。

 いつもの生活にこの「ボディシェイク」を加えるだけで、24時間疲れが残りにくい体に生まれ変わります。

【 腕ふるふる 】

 肩こりがひどいときやパソコン作業で疲れたときにおすすめしたいのが「腕ふるふる」です。やり方を簡単にご紹介しましょう。

①腕の外側の筋肉をつかむ

 まず、腕の外側にある筋肉を、手でがっしりとつかみます。

②腕をふるふると回し、骨もグルグルと回す

 二の腕のお肉を手で止めた状態で、次は手のひらをでんでん太鼓のようにぶるぶると回します。10秒ほど。

③つかむ場所を上下にズラして、またふるふるする

 今度は腕のちょっと上のほうをつかんでみたり、下のほうをつかんでみたり。つかむ場所を変えて、同じようにふるふると腕を回しましょう。それぞれ10往復ほど。

 終わったら肩を回してみてください。驚くほど肩が上がりやすく、軽く感じていただけるのではないでしょうか。

日々の「少ししんどい」はこまめに取り除く

 そもそも体の不調なんて、放置していると、あっという間に蓄積してしまいます。「塵も積もれば山となる」で、たまった疲労は雪だるま式にふくらんでいきます。

 つまり「少ししんどい」という「プチ不調」が積み重なって「大きな不調」になっていく。残念ながら、体はそんな仕組みになっているのです。

 「今日はけっこうしんどいな……」と感じたら、体は100点満点のうち50点を下回っているはずです。通勤・通学したり、家事をしたり、スマホでたくさんメッセージをやりとりしたり。そんなことで体は少しずつ疲れていき、「頭痛がする」「首・肩のこりがつらい」「腰痛が……」とSOSサインを出すことになります。

 だから日々の「少ししんどい」は、こまめに取り除くのが理想的。全身のエネルギーをスマホのバッテリーにたとえてみます。

 5%の電力が減ったら、すぐに5%の電力を復活させましょう。

 それを徹底していれば大きな不調なんて来ない、というのが私の理論です。

(編集:サンマーク出版 Sunmark Web編集部)