【オススメの1冊】 「今夜あいてる?」は相手が警戒!どう「言いかえる」とうまくいく?
こんにちは!
『本とTREE』編集部です。
新しいことがたくさん始まる季節が
すこし落ち着いて、
ゴールデンウィークいかがお過ごしでしょうか?
友人や家族との会話がいつもより増え、
楽しい時間を過ごしていたはずなのに
すこし言い方を間違ったせいで
誤解されてしまった……
本当に伝えたいことが
「言い方」のせいで
相手に届かなかった。
こんな経験はありませんか?
たとえばこんなケース。
「あなたって悩みがなさそうだよね!」
(え!能天気って言いたいの?失礼ね……)
「先日もお伝えしましたが、
この企画は承諾いただきました。」
(なんか怒ってる?圧を感じる
嫌な言い方だなぁ)
むしろ気づかいのつもりで
言ったひと言が、相手に思わぬ誤解を
与えていることも。
シリーズ52万部突破のベストセラー
『よけいなひと言を好かれるセリフに変える
言いかえ図鑑』の
著者である大野萌子先生は
こうおっしゃいます。
大野先生は公認心理師の資格をもち、
これまでに2万人のカウンセリングを
行ってきました。
そのなかで、相談に来られる方の
悩みの9割は「人間関係」
に関することだそう。
悪気はないのに、言い方ひとつで
自分の気持ちが相手にきちんと伝わらなかった。
こうしたことばのすれ違いはすべて、
「よけいなひと言」
から生まれたモヤモヤや誤解なのだとか。
「こんな時、どう言えばよかったの?」
そんなあなたのために、
編集部に寄せられた
よくある「言い方の行き違い」を用意しました。
大野先生のアドバイスをもとに
一緒に見ていきましょう。
ポイントさえつかめれば、
無意識に「好かれることば」が
出てくる人にきっとなれるはずです。
シーン① 相手を誘いたい時
ゴールデンウィーク始まったけど
予定がないな…
息子夫婦を食事に誘おうかな?
よし、連絡してみよう!
悪気なくつい言ってしまう
このひと言。
どこが誤解を招くポイントか
わかりますか?
よく使いがちな「今夜あいてる?」は
何を目的に聞いているのかわからず、
相手を試すような言い方となり
マイナスの印象を与えます。
聞かれた相手としては
「要件による」ことが多いので、
「食事に誘いたい」などと
先に具体的な内容を
伝えることがポイントです。
シーン② 久しぶり!と話したい時
あ!娘が前のクラスで仲が良かった
りかこちゃんのママだ!
久しぶりだし、ご挨拶しよう。
こちらも言いがちなご挨拶のひと言。
これは多くの方が言ったことも
言われたこともあるのではないでしょうか。
さて「好かれるセリフ」に言いかえると……
もしも自分が相手の立場だったら……
と想像してみましょう。
久しぶりに会った人に、
「私のこと覚えてる?」と聞かれると
試されているようで
戸惑ってしまいませんか?
(覚えていなかったらさらに気まずいですね)
相手を試すような言い方はせず、
自分から
「私はあの時にお会いした○○です」
と先に伝えましょう。
シーン③ 相手を励ましたい時
励ましたくて、力になりたくて
言ったこのひと言。
でも、その気持ちは
相手に伝わらなかったようです。
こちらを「好かれるセリフ」に変えると……
励ましの意味で
「言ってくれたら力になれたのに!」
と伝えたとしても、
相手は知らせなかったことを
責められているようで
ダメージを受けてしまいます。
そうなっては本末転倒です。
励ます時ほど慎重に。
相手には相手の事情があります。
「私で役に立てることがあったら言ってね」
と、未来の話をしましょう。
ああ、この言葉使ったことある…
とドキッとした方も多いかもしれません。
『よけいなひと言を好かれる
セリフに変える言いかえ図鑑』
では、他にも
「私、無意識に言ってたかも……」という
141のシーンを紹介しています。
どんなシーンでも、ほんの「ひと言」で
人間関係は変わっていきます。
自分の気持ちをきちんと相手に届けるために
まずは、「自分の」ひと言に
気をつけたいもの。
「よけいなひと言」から「好かれるひと言」へ。
そんな気づかいが習慣になれば
身近な人から返ってくる反応やことばも
いい方向へ変わっていきます。
ちょっとした「言いかえ」で
人間関係がスムーズになって
あなた自信も身近な人も
幸せで穏やかな毎日が送れますように。