お金でムダに損している人に「守る知識」を得てほしい理由
・「出生祝金」の手続き不備→10万円の損失
・子育てエコホーム支援事業を申請しなかった→100万円の損失
・国民年金を1年間未納で放置→40万8000円の損失(85歳まで生存)
本来ならもらえていたはずのお金をもらえなかったり、払わなくてもいいお金を払っていたり――。こうしたことは「お金の知識がない」ことで起こります。上記はあくまで一例。生涯にわたって人によっては総額で数百万円にも上ることも考えられます。
知るだけでマイナスになっていたはずのお金がプラスに。誰も教えてくれない「じつはそこにあるお金の話」。元・国税専門官が人生のライフステージごとに徹底解説した本日8月26日発売の新刊『僕らを守るお金の教室』より冒頭の試し読みをお届けします。
「じつはそこにあるお金」の話
生まれてから死ぬまで、
僕たちのまわりには
どんなお金の話があるんだろう。
この国では制度上、
みずから気づいて手を挙げないと
お金を払いすぎたり
もらえなかったりします。
お金をもらったり、
取り戻したりする権利があっても、
です。
誰も教えてくれない
「じつはそこにあるお金」の話。
この本は、そんな君のお金を、
君の人生を、
そして君と君の大切な人を
守る知識を授ける図鑑です。
はじめに お金は減っても気づかない?
はじめまして。フリーライターの小林義崇(こばやし・よしたか)と申します。普段は主にお金をテーマにした本の執筆や講演、YouTube配信などを行っています。
この本は、投資やFIRE(投資などで資産を築き早期退職)など、攻めの資産形成が叫ばれる中、「自分のお金を守る知識」と「お金防衛術」を伝える本です。
お金を防衛する──。
簡潔に説明すると、「払う必要のないお金を払わない」「もらえるはずのお金をきちんともらう」といった、する必要のない損を回避したり、得られるはずの得を逃さずキャッチしたりすることを意味します。
これが、じつは意外とできていない……「知識がないばかりに『お金の漏れ』が気づかぬうちに発生してしまっている」ということが多発しているんです!
あなたも知らないところで……お金が漏れているかもしれません。
お金の漏れは、ライフステージのあらゆるところで発生し得ます。なので、本書は「お金の『もったいない!』が一生分なくなる、誰でも使えるお金の図鑑」を目指しました!
お金知識は0で大丈夫です。
「知」は盾であり力──投資を考えている人も、そうでない人も
今、空前の投資ブームが起きています。ですが、「投資したほうがいい」となんとなく思っていても、「損するのでは?」「どうしたらいいかわからない」と、不安からなかなか足を踏み出せない人もいるでしょう。
安心してください。
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【著者】
小林義崇(こばやし・よしたか)
元国税専門官、フリーランスライター