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大谷翔平の愛読書『生き方』とはどんな本なのか?

 大谷翔平選手がお勧めする1冊は?

 KONAMIは6月24日、人気スマホゲーム『パワプロアプリ』とドジャース・大谷翔平選手とのコラボ企画の一つとして、2017年に実施した大谷選手直筆のアンケートを公開しました。

 アンケート内容は「好きな/嫌いな食べ物」「好きな映画」「好みの女性のタイプ」「野球以外にしてみたいスポーツ」など全部で30問。このうち、「お勧めの本などはありますか?(フィクション、ノンフィクション問わず)」という設問に対して、大谷選手は「生き方 稲盛和夫」と回答――。

 ここで記された『生き方』はサンマーク出版より2004年7月に刊行された本です。

『生き方』 著:稲盛和夫

発売10年をかけて100万部突破した意味

 著者は稲盛和夫さん。京セラと第二電電(現KDDI)を創業、経営破綻した日本航空(JAL)の会長として再建を主導し、「盛和塾」の塾長として経営者の育成にも注力しました(2022年8月逝去)。多くの経営者やトップアスリートも座右の書として名を挙げる「究極の人生論」として、大きな夢をかなえるために、たしかな人生を歩むために、もっとも大切なこととは何か? 豊かな知恵と経験をもとに、丁寧にわかりやすく説き明かしています。

 現在、日本国内150万部、世界16カ国に翻訳され中国500万部をはじめ海外620万部、世界770万部を突破していますが、100万部に到達したのは2013年3月のことです。

 発売から1〜2年ではなく、10年近い時間をかけて本がミリオンセラーになるのは珍しいことで、今も売れ続けています。これは5年や10年では色あせない、人生における本当に大事なことが記されているからこそといえます。

 当時も今も社会の閉鎖的な状況は変わりません。本書のプロローグで稲盛さんはこう問いかけています。

閉鎖的な状況が社会を覆いつくしているのは
なぜなのでしょうか。
それは多くの人が生きる意味や
価値を見いだせず、
人生の指針を見失ってしまっているから
ではないでしょうか
(中略)
そういう時代にもっとも必要なのは、
「人間は何のために生きるのか」
という根本的な問いではないかと思います。

人間として正しいことを追求する指針があった

 そして著者の稲盛さんが単にカリスマ経営者だったから多くの読者の心に響いているかというとそうではありません。

『生き方』の表紙カバーをめくると次のような言葉が書かれています。

「つまり私には才能は不足していたかもしれないが、人間として正しいことを追求するという単純な、しかし力強い指針があったということです」

 稲盛さんは中学受験に失敗し、結核を患い、大学受験にも失敗。やっと就職できた会社も今につぶれそうな会社でした。つらい思いをし、報われないこともたくさん。それでも、めげずに努力をし続けました。

 苦しんでいる人、悩んでいる人、恵まれない人を他人事にせず、そこに、穏やかで慈悲深い目線でメッセージを発信しています。正論を振りかざして何かを語るのではなく、深いところから長期的な視点で人の生き方を見て書かれた1冊です。

(Sunmark Web編集部、写真:日刊スポーツ新聞社)

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