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ひろゆき「お金を返さない友人とは1対1で話さない」

 友人にお金を貸したのになかなか返ってこない。どのように事態を収めればいいでしょうか。

「論破王」として知られる、ひろゆきさんが実際にありそうな実例を踏まえて理想的な話し方をアドバイス。著書『ひろゆきさん、そこまで強く出られない自分に 負けない話し方を教えてください』より一部抜粋、再構成してお届けします。

『ひろゆきさん、そこまで強く出られない自分に 負けない話し方を教えてください』(サンマーク出版) 西村博之
『ひろゆきさん、そこまで強く出られない自分に
負けない話し方を教えてください』

「お金を返して」と言うと、逆に文句をつけられる
──逆ギレする人に1対1で話しても無駄

<Before>

自分:そういえば、この間貸したお金、そろそろ返してくれる?

友人:何その言い方! そろそろ、ってどういうこと!?

自分:あ、ごめん。軽い気持ちで言ったんだけど……。

友人:オレ、そんないい加減な人に思われてるんだ!?

自分:ごめん、そんなつもりじゃなくて。

友人:友達だと思っていたのに……。もういい。

言い方では解決できない問題がある

 これは言い方の問題ではありません。相手はお金を返したくないので、聞き方が悪いとか、おまえの態度が悪いとキレることで逃げきろうとしている。それに乗っかってしまったという話です。友人の戦略に敗北してしまっている。

 なので、「貸したお金、そろそろ返してくれる?」というやりとりを1対1でやらないことが肝心です。

 たとえば、共通の友人・知人のいる場所で伝えます。

 すると、相手に逆ギレされた時に「お金を返さないで逆ギレするのはおかしい」と中立的な立場の人が言ってくれるかもしれません。

 お金のことに限らず、逆ギレするタイプの人に1対1で話をするのは無駄なんです。自分の思い通りに話が進むことはあり得ませんから。

 なお基本的に、友達にお金を貸したら返ってこないもんだと思っておいたほうがいい。これは人生の教訓として覚えたほうがいいと思います。

 友達にお金を貸した場合は、友情とお金の両方を失う可能性があります。友達じゃなくなってもいいと思うぐらいじゃないと、お金を貸さないほうがいい。もしくはお金が返ってこなくていいと思うかですね。

 ではどう言えばいいでしょうか?

<After:こう変わった!>

自分:(別の友人がいる前で)そういえば、この間貸したお金、そろそろ返してくれる?

※第三者がいる場で話すことで、相手も逆ギレしにくくなる。

友人:……来月末までには返すよ。(ここでケチをつけると、ほかの人の信用もなくしそう……)

※別の友人も証人になる。

Point!:共通の友人・知人がいる場で話をしよう

<本稿は『ひろゆきさん、そこまで強く出られない自分に 負けない話し方を教えてください』(サンマーク出版)から一部抜粋して再構成したものです>

(編集:サンマーク出版 Sunmark Web編集部)
Photo by Shutterstock


(撮影:稲垣純也)

【著者】
ひろゆき(本名:西村博之)
1976年生まれ。東京都北区赤羽で育つ。1996年、中央大学に進学。在学中に、アメリカ・アーカンソー州に留学。1999年、インターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」を開設し、管理人になる。2005年、株式会社ニワンゴの取締役管理人に就任し、「ニコニコ動画」を開始。2009年に「2ちゃんねる」の譲渡を発表。2015年、英語圏最大の匿名掲示板「4ChAn」の管理人に。2019年、「相手の人格を否定すること」を禁じた新たなSNSサービス「ペンギン村」をリリース。2021年、自身のYouTubeチャンネル(登録者数160万人。2023年10月25日現在)での生配信を元にした「切り抜き動画」が話題になり、1か月の総再生回数は3億回を超えた。
主な著書に、『論破力』(朝日新書)、『1%の努力』(ダイヤモンド社)、『自分は自分、バカはバカ。』(SBクリエイティブ)、『日本人でいるリスク』(マガジンハウス)などがある。