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人生をウェルネスにするために - 『Life is Wellness 「健康な生き方」の科学』 石村友見

人生をウェルネスにするために


こんにちは。

『Life is Wellness
「健康な生き方」の科学』
著者の石村友見です。

私はヨガやゼロトレを教える
「体」の専門家として
長い間、活動をしてきました。

多くの生徒さんが
快適な体を手に入れましたが、
中には体の状態が改善しても、
「何かが足りない」
という表情をしている方がいました。

そんな様子を見ていて、
次のような自問をしてきました。

「体」に悪いところがないから
といって、幸せと言えるのか?

「心」にストレスがないから
といって、幸せといえるのか?

「家族」や「友人」に囲まれている
からといって、幸せといえるのか?

体が健康でも、
人生が満たされない人はいます。

心が元気でも、
孤独に押し潰される人はいます。

人間関係に恵まれていても、
病気を患っている人はいます。

「幸せですか?」と聞かれて、
「幸せです」と即答できる人は
少ないのかもしれません。

いつも「何かが足りない」と
感じている人は多いものです。


幸せをつくる3つのこと


人間の「幸福」を作る要素は
大きく分けて3つあるように思います。
それが、体、心、つながり。

どれかひとつが大きく欠けているだけで
人生の幸福度は下がってしまいます。
幸せを実感できない。満たされない。
でもその原因がどこにあるのか
自分でもわからなくてモヤモヤする。

ダイエット本を読んで少しやせても、
ビジネス書を読んで仕事がうまくいっても、
人間関係の本を読んで今日から実践しても、
そのモヤモヤはこれからも続くはずです。

なぜなら、「体、心、つながり」の3つを
トータルで「Well(良い)」にしない限り、
人生の幸福度は上がらないからです。

人間は、たったひとつの
「Bad(悪い)」があるだけで、
幸せを感じにくい生き物だから。

それまで「体」の専門家として
多くの生徒さんと接してきた私は、
人々をトータルでWellにするための
方法を模索し始めました。
そうして出会った概念こそが
「Wellness(ウェルネス )」です。

人生を輝くように生き生きと


1961年にアメリカの
ハルバート・ダン医師は
Wellnessをこう定義しました。

「輝くように生き生きしている状態」

1977年には全米ウェルネス協会が発足し、
世界的にこの言葉が普及する
きっかけになりました。

Health(ヘルス)が主に体の健康を
意味するのに対して、
Wellnessは体の健康だけではなく、
精神的にも健康で、人生に前向きな
「幸せな状態」を表します

これこそが求めていたものだと確信した私は
その後、ハーバード大学医学部の
『Health and Wellness』講義にて栄養学、
運動学、コミュニケーション学を学んだり、
書物や論文を読み漁りながら
Wellnessについての理解を深めていきました。

ウェルネススコアは
何点ですか?


「何かが足りない」と
つねに感じるのは、
体、心、つながりの3つのうち
どれかが(またはいくつかが)
満たされない状態であるためです。

ここでひとつ質問があります。

あなたは自分自身の
体の状態、心の状態、つながりの状態
それぞれを10点満点とすると、
何点になりますか?

1、体は、何点ですか?
2、心は、何点ですか?
3、つながりは、何点ですか?

その合計点は、何点ですか?

誰かとの比較ではなく、
あなた自身の頭に直感的に
浮かんだ点数で構いません。

『Life is Wellness
「健康な生き方」の科学』
では、それらを

「ウェルネススコア」

と呼んでいます。この本の仕事は、
3つそれぞれを引き上げて
あなたのウェルネススコアを上げること。

ハルバート・ダン医師が定義した
「輝くように生き生きしている状態」
を実現するためです。

ウェルネスのためにやること


本書では主に以下のような
解説を行っています。

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病気に「なりたくない」という
アンウェルカム思考から、
幸せに「なりたい」という
ウェルカム思考にチェンジすること
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カロリーを得るための炭水化物や
肉を中心とした食事から、
栄養を得るための野菜、大豆、魚を
中心とした食事にすること
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「このままでいい」という
現状維持バイアスから脱して、
1日の生活の中にちょっとずつの運動
「スナック・エクササイズ」を導入すること
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睡眠を充実させて日中の活動を
快適なものにすること。
体の休息と、脳の休息を
上手に使い分けること
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『Life is Wellness 「健康な生き方」の科学』より


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「いつも何かが足りない」と感じる
根本的な原因は「自己受容感」が
欠如していること
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Doing(やること)と
Having(持っているもの)
ばかりを追い求めずに、自分の
Being(存在そのもの)を労ること
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ずっと自分を好きでいることこそが
ウェルネスであること
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『Life is Wellness 「健康な生き方」の科学』より


つながり

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日本人の幸福度数が低いのは、
人とのつながりが薄く
孤独な人が多いのが理由であること
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孤独は死亡率を2倍に引き上げること
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緊張状態の人間関係に対しては
「逃げる(flight)」と「闘う(fight)」の
ほかにもうひとつ、
「理解するBe friend」
という方法があること
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人生は「勝つか、負けるか」
しかないのではなく、
人生は「勝つか、学ぶか」
しかないこと
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人間関係(つながり)の種類は、
「安心」「成長」「緊張」「邪悪」
の4タイプに分類できること
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「安心」と「成長」を大切にし、
「緊張」には積極的に親切にし、
「邪悪」とは距離を置くことが
幸せの絶対条件であること
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『Life is Wellness 「健康な生き方」の科学』より

どうすれば健康に生きていけるのか。
どうすれば幸せになれるのか。

人間にとってとても大切なことを、
世界最先端の科学的データと
豊富のエピソード、実例によって
丁寧に、愛を込めて解説しました。

あなたの人生を生き生きとした
Wellnessにするために
書き上げたのが、

『Life is Wellness
「健康な生き方」の科学』

ぜひ、ご興味のあるページから
読み進めてみてくださると嬉しいです。
あなたの心の「幸せの鐘」が
鳴ることを願って。

                                                         
本書の構成
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Prologue 鐘の音
Life is Wellness
食べること
動くこと
眠ること
私とのつながり
誰かとのつながり
家族とのつながり
4週間ウェルネス ・プログラム
Epilogue  孤独と幸せ
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『Life is Wellness 「健康な生き方」の科学』
(サンマーク出版)


著者Profile

石村友見
(いしむら・ともみ)

◎株式会社Life is Wellness代表
◎シリーズ120万部『ゼロトレ』著者
◎ヨガ講師
◎ハーバード大学医学部
「Health and Wellness」講義修了

劇団四季で『ライオンキング』に出演後、単身ニューヨークに渡り、ブロードウェイ・ミュージカル『ミス・サイゴン』に出演。その後ヨガスタジオを設立し、レッスンからヨガ講師の育成まで尽力。2018年に発表した著書『ゼロトレ』はシリーズ120万部の記録的ヒットとなり、『金スマ』『世界一受けたい授業』など多くのテレビ番組に出演。

その後、ハーバード大学医学部「Health and Wellness」講義にて、ウェルネスの観点から世界最先端の栄養学をはじめ運動、コミュニケーションについて学ぶ。人々が「いきいきとした人生」をおくれるように、体と心の両面からサポートすることをミッションとし、レッスン、書籍、講演、インスタグラム、Voicyなどでウェルネスの普及を行っている。

また、自身が運営する女性専用オンラインジム「チームゼロ」では、体と心を変えたい女性たちに向けて個人レッスンや勉強会を開催している。

そのほか、企業研修や企業とのコラボ、商品開発プロデュースなど多数。現在は、ニューヨークと東京を行き来する生活。11歳男児の母。