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小くよ20 週に一度は、心のこもった手紙を書こう

「そういえば手紙なんてもう何年も書いていないなぁ・・・」

多くの人が思い当たることではないでしょうか。忙しい日常に追われていると、手紙を書くような時間的、精神的余裕はなかなかないものです。でもちょっと待って。思い切って「手紙を書く」ことに踏み出してみたら?

2月にスタートした「Sunmark Web」の特別企画として『新版 小さいことにくよくよするな!』が説く格言を100日連続でお届け。

20日目は「週に一度は、心のこもった手紙を書こう」

週に一度は、心のこもった手紙を書こう

 これで多くの人たちの人生が変わり、より穏やかで愛される人になることができる。

 週に一度、少し時間をさいて心のこもった手紙を書くと、実に豊かなものを与えられる。ペンを執り、タイプを打とうとすると、忘れられないすてきな人たちを思い出すゆとりが生まれる。腰を下ろして手紙を書くと、人生に感謝する気持ちがこみあげてくる。

 これにトライしようと決めると、どんなに多くの名前があがってくることか。あるクライエントが私に言った。「リストの全員に書くには、たぶん残りの人生じゃ間に合わないでしょうね」

 あなたも彼女と同じかどうかわからないが、心のこもった手紙を書くにあたいする大切な人たちが何人かいるはずだ。相手がいないときでも、知らない人でいいから手紙を書こう。たとえば他界した好きな作家。過去や現代の偉大な思想家でもいい。

 手紙を書くということは相手に感謝する気持ちを表すことだ。手紙を書くことは、たとえ相手に送らなくても同じ作用をもたらす。

 手紙の目的はとてもシンプル。愛情と感謝を表すだけだ。うまく書けないなどと悩むことはない。これは頭の競争ではなく心の贈り物だから。

 なにを書けばいいか思いつかなかったら、こんな簡単なメモでもいい……。

〝ディア ジャスミン、今朝起きたとき、きみのような人と知り合えてなんて幸運なんだろうと思った。友達でいてくれてありがとう。きみが幸せと喜びに満ちた人生を送るように祈ってるよ。愛をこめて、リチャード〟

 こんな短い手紙を書いて送ると、自分の人生の宝物に気づくだけではなく、それを受け取った相手もまた心を動かされて「ありがとう」という気持ちになる。このシンプルな行為が愛の輪となって広がることもある。

 手紙を受け取った相手は、だれかに同じことをしようと思うかもしれないし、人にたいしてもっとやさしい気持ちをもつようになるかもしれない。

 さあ、今週から手紙を書こう。書いてよかったときっと思うにちがいない。

<本稿は『新版 小さいことにくよくよするな!』(サンマーク出版)から一部抜粋して再構成したものです>


【著者】
リチャード・カールソン(Richard Carlson)
心理学者。ストレスコンサルタント。ユーモアにあふれ、率直でわかりやすく、しかも誰にでも実践できそうな「くよくよしない」ヒントを提唱。著作やテレビ出演、講演多数。著書に『(文庫)マンガで読む 小さいことにくよくよするな!』(サンマーク出版)などがある。

【訳者】
小沢 瑞穂(おざわ・みずほ)

Photo by Shutterstock

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