4月からの新年度スタートに合わせて育児休暇から復職されるという子育て世代のパパママも少なくないでしょう。働きながらの子育ては、時間も心の余裕もなくて悩みが多いものです。

そんな皆さんに、サンマーク出版のPR担当・酒見亜光と編集者・池田るり子が、「これがなくては私たちの生活が回りません！」という、「令和6年版・ワーママ三種の神器」を前後編で語ります。

みなさまの生活の助けになるものが一つでもありますように。

＜この内容は、音声プラットフォーム「Voicy」で展開するチャンネル「Sunmark Voice」で放送した番組企画の一部を記事にしたものです＞

※音声で楽しみたいは方はこちらから↓

サンマーク出版のワーママ2人が推す「三種の神器」

池田るり子（第ゼロ編集部）：仕事をしながら子育てをするって、本当に時間との戦い、効率との戦いですよね。もちろん仕事をしていなくて、お家で子供を育てていらっしゃる方もめちゃくちゃ大変で、それも効率との戦いじゃないかなと想像します。

酒見亜光（PR戦略室）：本当にそうですよね！　子育てをするすべての人を称えたい気持ちです……！　今日は私たちがいつも助けられている「三種の神器」をご紹介して、少しでも皆様の生活に余裕が生まれればと思っています。

池田：その前に、わたしたちがどんな境遇で子育てをしているかお話ししないといけないですね。

酒見さんは2歳と7歳の二人の息子さんのママですよね。仕事はフルタイム、さらにいうと家に帰っても、携帯にメッセージがたくさん来るのを返したり、資料を急ぎで作ったりなど、家に帰れば育児に専念できるっていうような働き方でもないように見えます。

確かご実家は遠くて、ヘルプなしでご夫婦だけで育てていらっしゃる……！

正直、「いったいいつ仕事しているの！？」「どうやって子育てをしているの！？」と聞いてみたいことだらけです。

酒見：ありがとうございます！そうなんです、夫も私も実家が九州でして、東京まで簡単にヘルプにきてもらえる距離ではないので、夫婦でなんとか生活を回しております。

池田さんは昨年春に新設された「第ゼロ編集部」に所属、文芸書を中心に担当されています。編集者っていうお仕事と乳幼児の育児、すっごく両立が難しいのではと個人的に思うんですよ……！忙しさに波がありますし、いちばんのビッグウェーブの多忙さが半端じゃないですよね。

それに、1冊作るにしても、関わっている人数が多すぎて「明日でいいか～」があまり許されないじゃないですか……（社内をチラチラ見ながら）あとは、やっぱりクリエイティブなお仕事だから、長時間使って思考の海に深く潜るようなことも必要かなって。やっぱり乳幼児育児と両立難しそう！

そんな中、『コーヒーが冷めないうちに』をはじめ、ヒットを連発していらっしゃるのほんと奇跡です。しかも春から娘さんは小学校1年生で、準備が大変な時ですよね。

　池田さんもしや分身できるんじゃ？って疑ってます（笑）

「子どもの服はたたまない」をサポートする神器

さて、「ワーママ三種の神器」として一般的によく言われているのは、乾燥機付き洗濯機、電動自転車、お掃除ロボットですよね。こういう、生活を助けてくれる家電はよくあげられるかなって思うんですけれども、せっかくなので今日はそれ以外の、もう少し身近なお役立ち神器をお伝えしたいです！

ではでは、さっそく池田さんからお願いします。

池田：私の三種の神器一つ目！ドゥルルルルルルルル……

酒見：ドラムロールを口でやってる！　いいですね。では、ジャジャーン！

池田：無印良品の「ソフトボックス」ソフトボックス　長方形〜！！

無印良品さんで、890円で売っています。蓋があるタイプとないタイプがあるんですが、今回は蓋がないほうです。

酒見：インスタでよく見かけますね。

池田：そうなんですか！　じゃあやっぱり役立つんですね！　ボックスは、同じサイズを一気に5、6個買っておくのがおすすめです。

それをどう使うかというと、まず前提として、子供の服はたたまないということを決めたんです。子供の服ってじつはたたまなくてもあまりシワにならないし、いちいちたたんで仕分けしてタンスに運んで…という一連の作業が、すごく大変だろうなて思って……。だからまず、「たたむ」をやめました。

そのために、無印のボックスをそれぞれ「子供の服・上」「子供の服・下」「子供の服・下着」というふうにラベルを貼って、洗濯をしたらそこにポンポン入れていくだけにしました。

酒見：子供の服って、素材のせいか意外とくしゃくしゃにならないし、たとえくしゃくしゃでも子供が可愛いから大丈夫ですよね！

池田：そう！　だれもそこまで見てないし！笑

たたむことは一切考えない。靴下もセットにして入れなくてもよくて、朝、ボックスから1足分探しだせばいいって決めたら、時間短縮になりました。

酒見さん、子供の服、たたんでます？

酒見：いや、私もたたんでないです。わたしはタンスの中に、小さい箱をいくつか用意して、ハンカチ、マスク、パンツみたいに分けられるようにしています。やっぱり、とにかく素早く片付けられることを意識してやってます。

池田：洗濯物が置いてあるだけで、嫌な気持ちになって焦るし……それだけで人生がちょっと暗くなる気がします。

酒見：たたまなきゃって思って3日過ぎたりとか。

池田：せっかくたたんでも、タンスまで持っていくときに崩れるとか。

酒見：たたんだ頃には次がやってくるんですよね！

「背中スイッチ」を発動させない神器

池田：そうそうそう！　それがほんとうにしんどいと思うので、たたまないと決めて、無印の大きいボックスに入れる！　これが私の三種の神器の一つ目です。

二つ目は……ドゥルルルルルル……

酒見：ジャジャーン。

池田：ジャジャーン。

子供にもよるんですけど、湯たんぽです。

なんでって思いますよね？　私は子供を産んで3か月で復職したんですが、うちの子、ぜんぜん寝なくって。抱っこじゃないと寝なかったんですよ。抱っこで寝ついても、いわゆる「背中スイッチ」が働いて、ベッドに置くとすぐ起きちゃって、永遠に抱っこしてなきゃいけなかったんです。

酒見：それは何歳くらいまで？

池田：けっこう長かったんですよー！　2歳くらいまでかな。復職するまでは、4時間耐久抱っこしてたりとかしたんですけど、それが本当につらすぎて。

でも、いかに「背中スイッチ」を発動させないか色々試した結果、湯たんぽで先に子供が寝る場所を温めておくと置いた時に、成功率が高かったんです。

酒見：あったかい自分の体と、ひやっとしたお布団の温度差がなくなるのが良かったんですかね？

池田：そうかもしれないです！

とにかく寝てくれるだけで、親の体力が爆上がりするんですよね。仕事をするには体力をいかに残しておくかも重要だと思っていて。置いたら起きちゃうっていうことにお悩みの方がいたら、湯たんぽも試してみてほしいです。

酒見：「子供が寝ない」は、親の共通の悩みですもんね……寝てくれさえすれば……なんとかなるのに……！

お風呂に入らない子どもたちをお風呂へ導く神器

池田：そして三つ目！　ドゥルルルルルル……

酒見：自分たちで盛り上げようとがんばる私たち（笑）

ジャジャーン！

池田：ジャジャーン！

3つ目は、バスソルトとかバスボム。あのー、あの子供っていう生き物、お風呂に入らなくないですか？

酒見：入らない！　なんでか嫌がりますよね。入ったら入ったで、出ないくせに（笑）

池田：そう！　そして、説得に時間がかかるんですよ。こっちは家に帰ってから、ご飯とか、お風呂とか、歯磨きとか、色々やることがあって分刻みスケジュールなんだから、入るまでの説得に時間を取られるとつらいし、めちゃくちゃイライラしちゃうんですよね。

酒見：わかる。とにかく早く終わらせたいのに！

池田：それで、100円ショップにいくと、バスボムの中に小さいおもちゃが入っていて、湯船の中に入れると、シュワシュワっと溶けた後におもちゃがでてくるっていうグッズが売っているんです。それをいくつか常備しておいて、子供がお風呂をしぶりだしたら、「じゃあ、今日これ入れよう！」ってなんとかおびき寄せていました。

でも今は、毎日100円かかるのはちょっと嫌だったので、色がつくようなバスソルトを常備しています。

酒見：あるんですね、そういうの。私も100円ショップのバスボムは愛用していましたけど、それは使ったことなかったです。

池田：とっても便利ですよ。

いわゆる温泉の素みたいなもので、青とかピンクとか黄色とか、お湯に色がつくんです。それを何色か買っておいて、じゃあ今日は青にしようとか、じゃあ今日は特別に、二つ混ぜて青とピンクで紫にしてみよう、とか。

酒見：2色は豪華！　めっちゃ渋ってる日ですね。

池田：そうそうそう！

最終的に、3色までいいよ、って言いながら、なんとかお風呂におびき寄せてました。

酒見：小さい子を育ててるパパママは絶対経験があることの1つですよね、お風呂に入らないって。

池田：ほんとほんと！　俳優の田中圭さんも、なにかのインタビューで子育ての質問に答えてらして、「泡風呂にすると入ってくれる」ってお答えされてたんですよ。共通の悩みなんだなーと思いました。

酒見：あっ、泡風呂いいですね！

それでいうと、「あわっぴー」ってご存知ですか？　

髪につけるムースみたいな泡がボトルから出てくる、お風呂用のスプレーなんです。ホームセンターとかに行ったら売ってるんですけど、それも子供が楽しめるので、「お風呂で体につけたり、頭にのっけたりして遊ぼう」って誘うと成約率が高いです。

池田：成約率！　どんどんあげていきたいですね（笑）

あと、そのスプレーがすごくいいなと思うのは、すでにお湯を沸かしちゃったあとにしぶられた時ですよね。泡風呂って、沸かす時にセットしておかないといけないから、交渉のカードとして使えない時があるんですよ。でもそれなら、お風呂が沸いた後でも使えるのでめちゃくちゃいいですね。すぐ買おう。

酒見：便利ですよ。ぜひ皆さん買いましょう。

ワーママ編集者・池田的「三種の神器」は、無印のソフトボックスと湯たんぽとバスソルトでした。次回は、酒見的「三種の神器」をお伝えしたいと思います。

池田：ワー！　ドンドンドンドンパフパフ！

酒見：後編も、セルフで盛り上がっていくスタイルでお届けします！

◎後編はこちら

サンマーク出版では音声プラットフォーム「Voicy」で毎週月〜金に「Sunmark Voice」を放送中。サンマーク出版の社員が日替わりで、コンテンツ製作に賭ける「情熱」やその「舞台裏」をお届けしています。