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【オススメの1冊】 自分って「やさしくない」と感じたら

「自分って、すごく嫌なヤツ・・・」
と思うことがあります。

どうしてあの時、
あんなに冷たいことを
言ってしまったんだろう⁉︎

どうしてあの時、
あの人を拒絶したんだろう⁉︎

どうしてあの時、
あんなにイライラしたんだろう⁉︎

どうしてあの時、
見て見ぬフリをしたんだろう⁉︎

あとから振り返って
「あの時は仕方なかった」と
自分を必死にかばってみるものの、
心の中でざわざわは続いています。

「あの人に、もっと
やさしくすればよかった...」

やさしい人と、やさしくない人。

これは生まれた時から
決まっているのでしょうか。
それとも"やさしさ"は
「環境」によって
あとから作られるのでしょうか。

『竜馬がゆく』『坂の上の雲』などで知られる
作家・司馬遼太郎さんはこう言っています。

やさしくなるには、訓練が必要だ。

「やさしい」という感情は
人間の本能によるものではなく、
訓練して「身につける」ものだと
司馬さんは言っています。

そしてそれは、
そんなに難しいことではないと。

訓練とは簡単なことである。
例えば、友達が転ぶ。
ああ痛かったろうな、と感じる気持ちを、
そのつど自分の中で
つくりあげていきさえすればよい。

じつは司馬さんとまったく同じことを
言っている人がいます。

リチャード・カールソン。
アメリカの作家、心理療法士で
世界中の人々の心を癒した著書、

『小さいことにくよくよするな!』 
Don't sweat the small stuff

↑ 写真を押すと本のページに飛びます

本書は2600万部のメガヒットになりました。
リチャードはその中でこう言っています。

思いやりは、訓練で育つ。

『新版 小さいことにくよくよするな!』より

リチャードによれば、思いやりとは
相手に「心を寄せる」こと。
その訓練法は2つ。

1、意識すること
2、行動で表すこと


「意識する」は
自分から相手に心を開くことで、
「行動で表す」は
それに対して自分が何かすること。

「何をするか」はそれほど重要ではない。
「何かをすること」が重要なのだ。

たぶん、小さなことでいいんですね。

道で出会った人に微笑みかけるとか、
疲れていそうな人にそっと声をかけるとか、
落ちているゴミを拾うとか、
困っている人の手を握るとか。

なんだか心が少し軽くなりました。

生まれながらに
「やさしい人」と「やさしくない人」
に分かれるのではなくて、
みんな「あとから」やさしくなれる。

人は「心のもちよう」で
人生を変えられます。

穏やかで、軽やかで、前向きな心は
自分と周りの人を幸せにします。

そしてその心は、
"やさしくなる練習" によって
作ることができそうです。

思いやりは、
小さいことにくよくよする癖を
直してくれ、ありのままの自分に
感謝する気持ちを育ててくれる。

人を思いやることは、
自分を思いやることだ。

『新版 小さいことにくよくよするな!』より

人を思いやり、いたわることで
「私」にもやさしくなれるんですね。

穏やかで、懐が深くて
愛情豊かな自分を育ててみたい。

そんな気持ちになったら
この本を開いてみてください。

あなたの「やさしさ」を
すくっと育てる
種になってくれるはずです。

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