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小くよ55 話す前に息を吸う

 誰かと会話していると、自分が主導権を握って話したくなることがあるかもしれません。でもちょっと待って。話す前にちょっと息をつくだけで、相手の反応は変わってくるはずです。

 『新版 小さいことにくよくよするな!』が説く格言を100日連続でお届け。

 55日目は「話す前に息を吸う」

話す前に息を吸う

 こんな簡単なことなのに、ためした人すべてに目覚ましい効果があった。話す前に息を吸う、それだけで忍耐と客観性が増すだけではなく、相手から一目おかれるようになる。

 やり方は超シンプル。相手の話が終わったとき、ちょっと息をつくだけでいい。最初はそのあいだがとてつもなく長く感じられるが、実際は1秒もかからない。息つぎを習慣にすると、相手ともっと親しくなり、その相手から敬意をはらわれるようになる。話をじっくり聞いてあげることは、とても貴重な贈り物なのだ。

 周りで人が話しているのを観察すると、自分の番がくることをひたすら待っている人がとても多い。ほとんど人の話を聞かず、自分の意見を言うチャンスを待っているだけ。相手の話を引きとって、「そうそう」とか「わかるわかる」と合いの手を入れて早く終わらせようとする。

 その会話を楽しむというより、ボクシングのスパーリングかピンポンの試合を見ているようだ。

 こういった苦しい会話を続けると、相手の話が終わる前に批判精神や過剰反応、誤解が生まれてしまう。互いに相手にいらだったり不快を感じるのも無理はない。こんなに人の話が聞けないというのに友達が残っているのは奇跡というものだ!

 私は自分が話す番を待ちつづけて暮らしてきた。あなたが私と同じなら、相手の話がすっかり終わるのを待ってから話し出すと、相手が驚いた顔をして態度をやわらげることに快さを感じるだろう。相手がほっとするのが伝わり、二人のあいだにもっとなごやかな空気が流れる。

 そんなことしたら話す番がこないじゃないかと心配することはない、必ず順番がまわってくるから。相手はあなたに一目おいて同じように話を聞こうとするから、この練習は非常にやりがいがある。

<本稿は『新版 小さいことにくよくよするな!』(サンマーク出版)から一部抜粋して再構成したものです>

(編集:サンマーク出版 Sunmark Web編集部)
Photo by Shutterstock


【著者】
リチャード・カールソン(Richard Carlson)
心理学者、ストレスコンサルタント

【訳者】
小沢 瑞穂(おざわ・みずほ)

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