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小くよ40 ゴミ当番はだれの番か迷ったら、自分が行く

 家庭にしろ職場にしろ、輪番でさまざまな雑用が回っている時に、当番がそれをやっていないとイライラすることがあるかもしれません。

 当番を責めたくなる気持ちはわかるものの、そんなことに頭を使っているのはもったいないものです。

 2月にスタートした「Sunmark Web」の特別企画として『新版 小さいことにくよくよするな!』が説く格言を100日連続でお届け。

 40日目は「ゴミ当番はだれの番か迷ったら、自分が行く」

ゴミ当番はだれの番か迷ったら、自分が行く

 気をつけていないと、日常生活の責任のことですぐ腹をたててしまう。

 いったん気分が落ち込むと、一日にやるべきことが1000件もあるんじゃないかと思ってしまう。もちろん気分がいいときは、その数字は半減する。

 考えてみると、自分がやることや果たすべき責任のことは簡単に思い出せるからふしぎだ。でも、同時に、私の妻が日常やっていることはすぐに忘れてしまう。なんて都合がいいんだろう!

 自分がやるべきすべてのことをチェックしつづけていると、なかなか充足した人にはなれない。だれがなにをやるのか、どっちが多くやるのか、そんなことばかり考えていると憂鬱になるだけだ。じつは、これこそが「小さなこと」なのだ。ゴミを出すのはだれの番かとあれこれ考えるより、自分でさっさと出して家族の責任を1つでも減らしてやったほうが、もっと人生は楽しくなる。

 この戦略にたいして強い反論があるだろう。そんなことをしたら利用されるだけだ、と。

 それは、自分の正しさを主張するべきだというのと同じようなまちがいだ。ほとんどの場合、自分の正しさは重要ではなく、あなたがほかの人たちより何度か多くゴミを出すのも重要ではない。

 ゴミ出しみたいな小さいことにくよくよするのをやめれば、本当に重要なことについやす時間とエネルギーがつくり出せるというものだ。

<本稿は『新版 小さいことにくよくよするな!』(サンマーク出版)から一部抜粋して再構成したものです>

(編集:サンマーク出版 Sunmark Web編集部)


【著者】
リチャード・カールソン(Richard Carlson)
心理学者。ストレスコンサルタント。ユーモアにあふれ、率直でわかりやすく、しかも誰にでも実践できそうな「くよくよしない」ヒントを提唱。著作やテレビ出演、講演多数。著書に『(文庫)マンガで読む 小さいことにくよくよするな!』(サンマーク出版)などがある。

【訳者】
小沢 瑞穂(おざわ・みずほ)

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