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自己紹介した後に話が続かない人に知ってほしい広げ方のコツ

 自己紹介に苦手意識を持っている人は少なくないでしょう。

 何をどう話したら興味を持ってもらい、そこから話を広げられるでしょうか。プロフィールを正しく伝えるだけでは、話は広がりません。

 齋藤孝さんが40年にわたって続けてきたコミュニケーション講義のエッセンスを紹介した『「考えすぎて言葉が出ない」がなくなる』よりお届けします。

『「考えすぎて言葉が出ない」がなくなる』 サンマーク出版 齋藤孝
『「考えすぎて言葉が出ない」がなくなる』

プロフィールを正しく話すより、共通の話題を見つけるつもりで

 新しい職場や学校に入ったり、初めての人に会って自己紹介をするとき、あなたはどんな話をするでしょうか?

 私が見ていると大抵の人は、自分のプロフィールを話すようです。

「自己紹介なのだから、プロフィールを話すのは当然でしょう?」と思うかもしれませんが、人間関係をつくるのがうまい人は、そこから違います。

 自己紹介の原則は、「自分のプロフィールを話す」のではなく、「相手との接点がつくれそうな話を振る」ことです。

 たとえば、

「私は今、こういう会社で、こんな仕事をしています」

「私は、○○校出身で、こんなことを勉強しています」

 といった自己紹介。

 それ自体は悪くないのですが、最低限必要な話に加えて、

「ラーメンが好きで都内のラーメン店は制覇しました。おいしいラーメンが食べたいときはお声がけください」

「最近、猫を飼いはじめました。帰るとすぐ癒やされます」

「相撲部では4年間ちゃんこ番でした。みなさんにも振る舞いたいです」

 などと、相手に拾ってもらえそうな話をするのです。

 人は好きなもの、関心があるものが共通していると、それだけで話が弾みます。

 たとえばゴルフ好きが集まっているところではゴルフの話でみんなが盛り上がりますし、同じドラマが好きなら、毎週そのドラマの話題で盛り上がるでしょう。

 いわば、「ミニオフ会」のような場がつくれるような話題を振るのです。するとその話題を軸にして人間関係をつくっていくことができます。

●どんな話題が盛り上がりやすいのか?

 このとき、どんな話題が盛り上がりやすいのかは、相手を見て選びましょう。

 一般的には、たとえば、「犬を飼っています」と言ったら、全体の半分くらいの人が食いついてくるかもしれません。ペットを飼っている人は、今や子どもがいる人よりも多くなっているそうです。

 あるいは仕事であれば、「生成AIを使っていて……」「リモートワークが進んでいて……」などの社会的に話題になっている話を切り出すと、反応がよさそうです。

 堅苦しくない場であれば、「最近、コンビニグルメにハマっていて……」「ネットフリックスのあのドラマ見てますか?」などと、身近な話題を話せば、3分の1くらいが反応するかもしれない。「大谷選手を応援しています」という、みんなが注目している人の話題も、反応する人がいそうですね。

<本稿は『「考えすぎて言葉が出ない」がなくなる』(サンマーク出版)から一部抜粋して再構成したものです>


(編集:サンマーク出版 Sunmark Web編集部)
Photo by Shutterstock

【著者】
齋藤孝(さいとう・たかし)
明治大学文学部教授

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