小くよ01 小さなことにくよくよするな!
SNS、薄くて近い人間関係…「小さなこと」に囲まれる今、人間ふつうに暮らしていれば、誰でも悩んだり、イライラしたり、嫌な気持ちになったりします。でもその一つひとつを一大事と思わず、すぐに反応せずに客観的に見てみると、人生はもっと豊かで優雅に送れるものです。
しょせん、すべては小さなこと。小さなことにとらわれないための実践的なヒントを100項目集め、11歳から94歳まで、幅広い層の読者が共感した名著『小さいことにくよくよするな!』(通称「小くよ」)。全米800万部超、日本で230万部超、世界2600万部の大名著ベストセラーです。
今月スタートした「Sunmark Web」の特別企画として、この名著の新装版『新版 小さいことにくよくよするな!』が説く格言を100日連続でお届けします。
1日目は書名と同じ「小さいことにくよくよするな!」
小さいことにくよくよするな!
私たちは少し頭を冷やせばなんなく解決することに、つい大騒ぎしがちだ。ちょっとした問題や細かい心配ごとにいちいち過剰反応してしまう。
たとえば、渋滞の道路でほかの,車に割り込まれたとする。気にせずほうっておけばいいのに、なんてやつだと怒るのが当然だと思い、頭の中でその相手をやっつける場面を思い描く。そのことが忘れられなくて、後で誰かにグチを言う人もいるかもしれない。
そんな運転者には、どこかで勝手に事故を起こしていただこう。または彼に同情してみて、そんなに急がなくちゃならない事情というのはどんなにつらいものなのか想像しよう。そうすれば自分の幸せをあらためて確認できるし、他人のせいで腹をたてることもない。
こんな「小さいこと」は日常ひんぱんに起きる。
長い行列の順番待ち、身に覚えのないことで非難される、大きな仕事をまかされる……。そんなとき、くよくよしないコツを知っていれば生き方に大きな差がつく。
「小さいことにくよくよする」ことに生命力を使いはたし、人生の楽しみに気づかない人がどんなに多いことか。
そのコツさえ身につければ、人にもっとやさしくすると同時に、寛容になれるエネルギーが増大することに気づくだろう。
<本稿は『新版 小さいことにくよくよするな!』(サンマーク出版)から一部抜粋して再構成したものです>
(編集:サンマーク出版 Sunmark Web編集部)
【著者】
リチャード・カールソン(Richard Carlson)
心理学者。ストレスコンサルタント。ユーモアにあふれ、率直でわかりやすく、しかも誰にでも実践できそうな「くよくよしない」ヒントを提唱。著作やテレビ出演、講演多数。著書に『(文庫)マンガで読む 小さいことにくよくよするな!』(サンマーク出版)などがある。
【訳者】
小沢瑞穂(おざわ・みずほ)
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