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小くよ72 ヨガを習う

 どこかソワソワして心が落ち着かない日々を送っている。ストレス過多の現代では仕方がないことかもしれません。そんなときに心を穏やかにするためにはどうするか。その方法の一つがヨガです。

 2月にスタートした「Sunmark Web」の特別企画として『新版 小さいことにくよくよするな!』が説く格言を100日連続でお届け。

 72日目は「ヨガを習う」

ヨガを習う

 リラックスして穏やかに生きるための手段として、瞑想と同じようにヨガも非常に人気がある。ヨガは頭をすっきりさせ意識を解放して、落ち着いた穏やかな心をもたらす手段として、数世紀にわたって活用されている。

 これは簡単だし、1日に数分しかかからない。さらに、どんな年齢や体型の持ち主でも参加できる。私が前にヘルスクラブで参加したクラスには10歳の男の子と87歳の老人がいた。ヨガは人と競争するものではなく、人それぞれの速度と快さをめどに進めていくものだ。

 ヨガは基本的には体を鍛えるものではあるが、その効果は心身両面におよぶ。体の面では筋肉や背筋を伸ばし、柔軟性を高める。心の面ではストレス減らしの立て役者だ。心身のつながりのバランスをとり、落ち着いた穏やかな心境をもたらしてくれる。

 ヨガは楽なものときついものを組み合わせた一連のストレッチ体操で始まる。このストレッチは体を開いて背筋を伸ばすのが目的。首筋、背中、腰、足、背筋といったよくこる部位を重点的にほぐす。ストレッチをしながら、意識をいましていることに集中させる。

 ヨガの効果は、じつに目覚ましいものがある。わずか数分で体がほぐれ、心が穏やかに解放されるのだ。頭もすっきりする。その日ずっと集中できて楽になる。私は前は忙しくてヨガをする時間なんかない、と信じていた。いまはその反対だ──ヨガをしない時間など考えられない、のである。これをせずにはいられないほど大切なのだ。

 ヨガによって若さと活力がわいてくる。家族や友人と一緒にやる時間は、とても穏やかで心が休まる。私は娘たちとテレビを見るかわりに、ヨガのビデオをかけて一緒に数分ほどストレッチをする。

 瞑想と同じく、地元のコミュニティ・センターやヘルスクラブでもヨガを教えているから、のぞいてみることをおすすめする。

<本稿は『新版 小さいことにくよくよするな!』(サンマーク出版)から一部抜粋して再構成したものです>
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【著者】
リチャード・カールソン(Richard Carlson)
心理学者。ストレスコンサルタント。ユーモアにあふれ、率直でわかりやすく、しかも誰にでも実践できそうな「くよくよしない」ヒントを提唱。著作やテレビ出演、講演多数。著書に『(文庫)マンガで読む 小さいことにくよくよするな!』(サンマーク出版)などがある。

【訳者】
小沢 瑞穂(おざわ・みずほ)

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