小くよ21 自分の葬式に出るところを想像する
自分の葬式に出るところを想像する
この戦略は人によっては怖がるかもしれないが、人生でもっとも大切なものはなにかを肝に銘じるには効果的な方法として世界的に認められている。
これまでの人生を振り返ってみたとき、神経をとがらせて生きてきてよかったと喜ぶ人が、いったいどれぐらいいるだろう? 死の床で過去を振り返ったとき、ああ、私は優先順位をまちがえたとだれもが思うにちがいない。
ごくわずかな例を除いて、ほとんどの人は「小さいことにくよくよした」ことを悔やみ、よく考えれば取るに足りないことに時間を使わずに、大切な人や好きなことに時間をさけばよかったと思うはずだ。
自分の葬式に出ている姿を想像することは、まだ生きているあいだに人生を見直して変えるべきところは変えよう、という気持ちにさせるのがねらいだ。
ちょっぴり不快で怖いことかもしれないが、自分の死を見つめることは現在の生き方を見直すいいきっかけになるだろう。
そうすれば自分がどんな人になりたいのか、自分にとって大切な優先すべきことはなにかを思い出すことができる。
<本稿は『新版 小さいことにくよくよするな!』(サンマーク出版)から一部抜粋して再構成したものです>
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