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小くよ44 人はそれぞれにちがうことを理解する

 世界にはさまざまな文化があって、自分の国では常識となっていることが当てはまらないことは多いものです。ならば、同じことだったとしても、人によって行動や見方、反応は違ってくるのは不思議なことではありません。

 2月にスタートした「Sunmark Web」の特別企画として『新版 小さいことにくよくよするな!』が説く格言を100日連続でお届け。

 44日目は「人はそれぞれにちがうことを理解する」

『小さいことにくよくよするな!』(サンマーク出版) リチャード・カールソン
『新版 小さいことにくよくよするな!』

人はそれぞれにちがうことを理解する

人の行動に興味をもつという話とはべつに、人はそれぞれちがうことについて考えてみよう。

 海外旅行をしたり映画で見たりして、世界にはさまざまな文化があることはご存じだろう。人それぞれのちがいは文化のちがいほど千差万別だ。ちがう文化圏の人たちは自分たちとは見方や感じ方がちがって当然(同じだったら、きっとがっかりするはずだ)というのと同じように、世界にたいする見方もそれぞれちがうのが当たり前。

 そのちがいをがまんするのではなく、それ以外にはありえないという事実を理解して、敬意をもつことが大切だ。

 私は、この基本線を理解することで人生が変わる例を見てきた。確実に争いが減るのだ。

 同じことにたいして他人がちがう行動を取り、ちがう反応をするのが当たり前だと考えるようになると、自分自身や他人にたいして思いもよらないほど共感できるようになる。その反対だと争いのタネは消えない。

 私たちはそれぞれちがうんだ、という事実を深く考えて尊重することをおすすめする。

 そうすれば他人にたいする愛情と自分という唯一無二の人間を認める気持ちは、いまよりずっと深まるだろう。

<本稿は『新版 小さいことにくよくよするな!』(サンマーク出版)から一部抜粋して再構成したものです>

(編集:サンマーク出版 Sunmark Web編集部)


【著者】
リチャード・カールソン(Richard Carlson)
心理学者。ストレスコンサルタント。ユーモアにあふれ、率直でわかりやすく、しかも誰にでも実践できそうな「くよくよしない」ヒントを提唱。著作やテレビ出演、講演多数。著書に『(文庫)マンガで読む 小さいことにくよくよするな!』(サンマーク出版)などがある。

【訳者】
小沢 瑞穂(おざわ・みずほ)

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