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Essay – エッセイ

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#ビジネススキル

「他人とどう話したらいいか」の正解を見つけられていない人に推したい1冊

「他人とどう話したらいいか」の正解を見つけられていない人に推したい1冊

 調達コンサルタントとして活動し、テレビ、ラジオなど数々の番組に出演、企業での講演も行っている坂口孝則さんはさまざまなジャンルにまたがって毎月30冊以上の本を読む読書家。その坂口さんによる『「考えすぎて言葉が出ない」がなくなる』(著:齋藤孝、サンマーク出版)のブックレビューをお届けします。

 話し手でなく聞き手がコミュニケーションを主導する

「なぜこの人は、ここまで具体的なんだろう」

  私

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紙を50回折りたたんだ「厚さ」を知っていますか

紙を50回折りたたんだ「厚さ」を知っていますか

 1枚の紙を半分に折りたたんでいき、それを50回続ける。

 どうなるか瞬時に予想できますか?

 『Think right 誤った先入観を捨て、よりよい選択をするための思考法』より「倍々ゲームのワナ」の解説をお届けします。

「倍々に増加していく」と思考停止になってしまう

 1枚の紙を半分に折る。さらに半分に折り、それをさらに半分に折る。こうしてどんどん半分に折り続ける。

 さて、この作業を

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他人とうまくやれる人がわかっている「3つの衝動」

他人とうまくやれる人がわかっている「3つの衝動」

 他人と話すのが上手な人。相手の気持ちをグッとつかんで打ち解けられる人。何かと頼りにされる人。おのずと周りに応援される人――。

 これは「天性の才能」だと思っている人は少なくないかもしれませんが、後天的に磨くことができます。その第一歩として理解したいのが、誰もが持っている「3つの衝動」。人間関係に関する実用的なテクニックをまとめた『他人とうまくやっていく』よりお届けします。

誰もがもっている3

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話が上手な人と苦手な人の「性格」に差はあるのか

話が上手な人と苦手な人の「性格」に差はあるのか

 SNSで多くのコミュニケーションが成立する現代社会。逆に「人と直接会って話すのが苦手」「人と話すのは疲れる」という人も少なくありません。

 どうすれば人との会話を楽しめるでしょうか。齋藤孝さんが40年にわたって続けてきたコミュニケーション講義のエッセンスを紹介した『「考えすぎて言葉が出ない」がなくなる』より、「はじめに」の試し読みをお届けします。

はじめに「こんなことを言うと、どう受け取られ

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4人以上の場で「言葉が出ない」がなくなる2つの方法

4人以上の場で「言葉が出ない」がなくなる2つの方法

「3人までだと話しやすいけど、4人になるとなんか話しにくい」

 そう感じるのは、あなたが口べただから、ではありません。

 たとえば、3人だとみんなで一緒に話したり、行動したりするのに、4人になるとしれっと2人ずつに分かれることってありませんか? これってなぜなのでしょうか?

 ロングセラー『なぜ僕は、4人以上の場になると途端に会話が苦手になるのか』よりお届けします。

誰も「人が増えること」

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リーダーは自分をよく見せようとしないほうが慕われる

リーダーは自分をよく見せようとしないほうが慕われる

 尊敬できる上司と残念ながらそうではない上司。その違いはどこにあるのでしょうか?

 部下は、上司の人間性をこそ見ています。ロングセラー『「ついていきたい」と思われるリーダーになる51の考え方』よりお届けします。

尊敬できた上司と比べて、今の私はどうなのか?

 大学を卒業して、最初に入った会社は日産自動車でした。今なお私にとっての心の師匠ともいえる存在の上司に出会ったのは、入社2年目のときです

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巧みな質問で相手から深い話を引き出せる人のスゴ技

巧みな質問で相手から深い話を引き出せる人のスゴ技

 人と会話するときに「どんな質問をすれば話が盛り上がるかわからない」という人は少なくないでしょう。質問をきっかけに相手と深い話をするために心得ておきたいことは?

 齋藤孝さんが40年にわたって続けてきたコミュニケーション講義のエッセンスを紹介した『「考えすぎて言葉が出ない」がなくなる』よりお届けします。

「すごいインタビュアー」を自分に降ろしてくると、質問がしやすくなる

 質問が苦手という人

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「ノーと言えない」あなたが断れる人になるための鉄則

「ノーと言えない」あなたが断れる人になるための鉄則

「私、断れない性格なんです」

「言いたいことをハッキリ言えない性格なんで」

「ハッキリ言える性格の人がうらやましいです」

 断れないこと、「ノー」を言えないことを、自分の生まれながら持っている性格のせいだと思っている人は多くいます。

 これは「断れない人が抱きがちな思い込みのひとつ」と指摘するのは『なぜか印象がよくなるすごい断り方』の著者、津田卓也氏。どういうことでしょうか。本書よりお届け

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強引に仕事を押しつける上司をうまくかわす方法

強引に仕事を押しつける上司をうまくかわす方法

 強引に仕事を押し付けてくる上司。部下としてはどのように接するのがいいでしょうか?

ひろゆきさんが実際にありそうなケースを踏まえて理想的な話し方をアドバイス。著書『ひろゆきさん、そこまで強く出られない自分に 負けない話し方を教えてください』よりお届けします。

超体育会系的上司が押しつけてくる仕事を断りたい
──上手に「仕事が進んでいない」アピールをしよう

<Before>

課長:悪いんだけ

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「3」と「4」の間にある「人間の脳が処理できる情報」の意外と大きな壁

「3」と「4」の間にある「人間の脳が処理できる情報」の意外と大きな壁

 1対1あるいは3人の場なら話せるのに4人以上になると途端に話しづらくなる。そんな経験はないでしょうか。

「多くの人は4人以上の場が苦手」と指摘するのは京都大学で3000億以上の人間の行動パターンを分析した岩本武範さん。なぜ「4」人以上なのでしょうか。

「4人以上の場で会話が苦手になる…じつはみんなそう」(5月18日配信)に続いて、岩本さんが「人が増えるほどイヤになる」原因と対策を徹底解説した

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何もせずとも稼げる人と働かないと稼げない人の差

何もせずとも稼げる人と働かないと稼げない人の差

「自分の名のもとに失敗するリスクをはれる人が莫大な力を得る」

「時間を切り売りしても富は決してやってこない」

 アメリカ・シリコンバレーで生きる伝説とされる、ナヴァル・ラヴィカントはこう説きます。ナヴァルさんの投稿記事、ツイート、対談を集めた本『シリコンバレー最重要思想家ナヴァル・ラヴィカント』よりお届けします。

君の名前で信用を築け

説明責任を引き受け、
君の名のもとに事業リスクを取れ。

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何事も正規分布に沿ったバラつきとは限らない理由

何事も正規分布に沿ったバラつきとは限らない理由

 物事は何事も一定の確率で起こります。たとえば試験で全員が満点を取ることも、逆に全員が0点に偏ることもありません。最高・最低点を取る人がそれぞれいて中央値、平均値に近いところで大きな山ができてバラつきが出る。これと同じように考えられる出来事はたくさんあります。

 一方、極端なことが思いがけず頻発することもあります。あなたの人生において「数十年に一度」「100年に一度」という出来事を何度か見聞き、

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4人以上の場で会話が苦手になる…じつはみんなそう

4人以上の場で会話が苦手になる…じつはみんなそう

「1対1だと会話に困らないのに、4人ぐらいになると途端に話しづらくなる」

 ここだけの話、人数が多くなると、「なんだか話しにくい」と感じたことってないですか?

 話せていないのは自分だけ。ほかはワイワイ楽しそう。

 逃げたい、でも逃げられない。いい時間だし、「解散」の号令、誰かかけて。

 けど、「話せないやつ」だなんて思われたくないから、スマホを取り出して誰かに返信しているフリをする。

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