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Essay – エッセイ

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目の見えない精神科医が「私は目が見えないからお医者さんをやっている」と言う理由

目の見えない精神科医が「私は目が見えないからお医者さんをやっている」と言う理由

 人は誰かを支えているつもりでも自分が逆に支えられていることもある。誰かに支えられていると思っていても、その誰かを自分が支えていることもある。

 北海道美唄市で「目の見えない精神科医」として働く福場将太さんは、「私は目が見えないからお医者さんをやっている」と言います。初の著書『目の見えない精神科医が、見えなくなって分かったこと』よりお届けします。

支えることは支えられること

 テレビドラマで

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準備にばかり時間をかける人と期限を決めてすぐにやる人の圧倒的な差

準備にばかり時間をかける人と期限を決めてすぐにやる人の圧倒的な差

「まだ準備が整っていない」「後でやろう」「明日から始めよう」

 仕事でもプライベートでもやりたいこと、やらなければならないことがあるのに、何かと理由をつけて後回しにしていませんか。準備にばかり時間をかけたり、モヤモヤ考えたりしているなら、「期限」を決めてさっさと一歩を踏み出したほうがいい。そこに年齢の早い遅いも関係ありません。

『新版 自動的に夢がかなっていくブレイン・プログラミング』よりお届

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推しのツイートにいいねが押せません

推しのツイートにいいねが押せません

「当方、推しに認知されたくないオタクです」

『人類にとって「推し」とは何なのか、イケメン俳優オタクの僕が本気出して考えてみた』の著者でライターの横川良明さんは、こんな心境を明かします。

ねじれ曲がった自意識

 人間は、承認欲求の塊だと言います。人から認められたい。必要とされたい。そう願うのは、ごく自然な心理。そして、罪深いかな、推しに対しても同じように思ってしまうのが多くのオタクの本能。遠い

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車椅子モデル・葦原海さん(26)が「1つの出来事だけで相手を判断してはいけない」と思った理由

車椅子モデル・葦原海さん(26)が「1つの出来事だけで相手を判断してはいけない」と思った理由

16歳の時に事故で両足を失い、車椅子で生活するモデル・インフルエンサーの「みゅうちゃん」こと葦原海さん(26)が、ミラノコレクションのランウェイを歩くために初めてヨーロッパへ訪れたときのこと。

イタリアの階段しかない地下鉄で車椅子を持ち上げてもらおうと、通りがかった男性に声をかけてみて断られたことで、悟ったことがありました。著書『私はないものを数えない。』より、お届けします。

イタリア、階段し

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僕は目が見えなくなったからこそ「月」を感じることができた

僕は目が見えなくなったからこそ「月」を感じることができた

 夜空に浮かぶ月。天気の良いタイミングで満月を見られたら、何とも得した気分になるものです。

 一方、今まで見えていた目が徐々に見えなくなってしまって、最後には完全に見えなくなってしまうとしたら……。

「目の見えない精神科医」として北海道美唄市で働く福場将太さんは、徐々に視野が狭まる病によって32歳で完全に視力を失いながらも、10年以上にわたって精神科医として患者さんの心の悩みと向き合っています

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相手をほめるのが抜群にうまい人が持っている、たった2つの秘策

相手をほめるのが抜群にうまい人が持っている、たった2つの秘策

 対人関係において、相手に「自分は重要な人間だ」と思わせるのは他人とうまくやっていくために必要なことの一つ。そのためには「本音」でほめましょう。人間関係に関する実用的なテクニックをまとめた『他人とうまくやっていく』よりお届けします。

「本音」でほめる

 人をほめると、相手から共感力と理解力のある魅力的な人に見られやすいということが研究でわかっています。ですから、大いにほめましょう。パートナー、

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本音を言わなければ相手は相手の視点でしか物事を見られない

本音を言わなければ相手は相手の視点でしか物事を見られない

 離婚寸前の危機に陥っている夫婦。お互いに本音を隠したままでは問題は解決しません。

 離婚相談を1万件以上受けてきた九州第1号の女性弁護士・湯川久子さんのロングセラー『ほどよく距離を置きなさい』よりお届けします。

人は一番の本音を言わずに、二番目を言いたくなる生き物

 女友だちとお茶をしていたら、夫の浮気を相談され、悩む友人におおいに同情して一緒になってその夫をけなしていると、いつの間にか「

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誰も逆らえない上司に「ノー」を突きつけた僕の身に起きたこと

誰も逆らえない上司に「ノー」を突きつけた僕の身に起きたこと

 仕事でもプライベートでも何かを頼まれたら断りにくい相手。断ることで人間関係が悪くなると恐れてしまうかもしれません。

 一方、断ることで人間関係が厳選され結果的によくなることがあります。『なぜか印象がよくなるすごい断り方』よりお届けします。

断ることで、心の関係性が深まる

 私は、「断れない関係」など、ほんとうの人間関係ではないと思っています。それは、ただの主従関係です。上司と部下というよう

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「努力は面白くない」のに続けられる人だけが知る『究極の鍛錬』の真実

「努力は面白くない」のに続けられる人だけが知る『究極の鍛錬』の真実

 調達コンサルタントとして活動し、テレビ、ラジオなど数々の番組に出演、企業での講演も行っている坂口孝則さんはさまざまなジャンルにまたがって毎月30冊以上の本を読む読書家。その坂口さんによる『新版 究極の鍛錬』(著:ジョフ・コルヴァン、サンマーク出版)のブックレビューをお届けします。

鍛錬によって人はアウトプットを最大化する

 アメリカのコメディアンは舞台に一人で立つ。いわゆるスタンダップコメデ

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与太郎、一八、若旦那、権助…落語をたしなむ人が押さえている定番メンバーの横顔

与太郎、一八、若旦那、権助…落語をたしなむ人が押さえている定番メンバーの横顔

 日本の文化や日本人特有の価値観を知り、人間の本質を学び、人の心をつかむ術が身に付く――。ビジネスパーソンとして、たしなんでおいて損はないのが「落語」です。

 その落語は「枕」「本題」「オチ」が基本構成ですが、このほかに知っておきたいのが登場人物。『ビジネスエリートがなぜか身につけている 教養としての落語』から、お届けします。

登場人物を知っていれば落語は100倍わかりやすくなる

「落語の登

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自分に直接関係ないニュースに気を揉む人に気づいてほしいこと

自分に直接関係ないニュースに気を揉む人に気づいてほしいこと

 インターネットやSNSの普及によって、今や私たちはニュースの洪水の中にいます。スマホ1台でテロ、災害、政治、経済、芸能などのさまざまなジャンルの、それも世界中の情報を得られるようになりました。内容によっては気を揉んでしまうこともあります。

 ただ、それらは自分ではコントロールできない情報ばかり。『News Diet』の著者、ロルフ・ドベリ氏はそれによっていつのまにか私たちが受け身になってしまう

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ジムの語源を知ると大抵の人が割と驚くに違いない話

ジムの語源を知ると大抵の人が割と驚くに違いない話

「昨日、ジムでトレーニングした」

「これからジムに行く」

「ジムに通っている」

 そんな話を聞いて「ストイックだなぁ」「節制していてすごい」「カッコいい」というイメージを持つ人は少なくないでしょう。そんな「ジム(gym)」は英単語。その語源を知ると大抵の人が割と驚くはずです。

『アッと驚く英語の語源』よりお届けします。

gym/裸の

 gym「ジム」に通って身体を鍛えているという方もい

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文章術の本を忌み嫌い、軽蔑している私が文章術の本を出してみた

文章術の本を忌み嫌い、軽蔑している私が文章術の本を出してみた

「せっかく感動したのにうまく言葉にできないの、マジでどうにかしたい」

 と思ったことがある人のために、月間240万PVのエンタメ系トップブロガー、かんそうさんが初の著書として文章にまつわる「全て」を書き下ろした『書けないんじゃない、考えてないだけ。』(サンマーク出版)。

 語彙力・文章力は一切不要! 無限に書ける人になるヒントが詰まった1冊。かんそうさんの考える文章力とは? 本書冒頭の試し読み

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「他人とどう話したらいいか」の正解を見つけられていない人に推したい1冊

「他人とどう話したらいいか」の正解を見つけられていない人に推したい1冊

 調達コンサルタントとして活動し、テレビ、ラジオなど数々の番組に出演、企業での講演も行っている坂口孝則さんはさまざまなジャンルにまたがって毎月30冊以上の本を読む読書家。その坂口さんによる『「考えすぎて言葉が出ない」がなくなる』(著:齋藤孝、サンマーク出版)のブックレビューをお届けします。

 話し手でなく聞き手がコミュニケーションを主導する

「なぜこの人は、ここまで具体的なんだろう」

  私

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