見出し画像

「料理」は家事の一つだけど、一言で片づけられない作業の積み重ねを知ってますか

 お盆休みも終盤に差し掛かってきました。子どもの夏休みと重なって、いつもよりも家事が増えているご家庭も少なくないでしょう。

 家事は料理、買い物、洗濯、掃除などに大きく分けられますが、名前もついていない細かな家事、いわゆる「名もなき家事」が無限にあります。自分は何気なくやっていて、家族も気がついていないような、でも家族の生活に欠かせないことばかりです。

 お盆休み企画としてロングセラー『やってもやっても終わらない名もなき家事に名前をつけたらその多さに驚いた。』より7日連続で「名もなき家事に名をつける」記事をお届け。残り2日! 今日は6日目です。

『やってもやっても終わらない名もなき家事に名前をつけたらその多さに驚いた。』 サンマーク出版 梅田悟司
『やってもやっても終わらない名もなき家事に名前をつけたらその多さに驚いた。』

◎1日目から読む

野菜の輪切りをしていたら
切れ端がコロコロ転がり
シンクに落ちてしまい、
拾い上げてさっと水で流す家事


<命名>
脱落者の救出


(イラスト:ヤマサキミノリ)

 トントントントントン。

 気持ちのいいリズムで食材を切る音が聞こえてくると、夕食の時間です。しかし、自分で料理をしてみると、あんなに当たり前のように聞こえていた音を出すことの難しさに気づくことになります。

 そう、食材の切れ端が包丁にくっついて、コロコロと転がりシンクに落ち、そのたびにリズムが乱されるのです。キュウリやニンジンの輪切りは、間違いなくです。

 そのまま同じリズムで切り続け、最後にまとめて拾うか。もしくは、その場で拾ってしまい、サッと水で流して、また輪切りに戻るか。いま拾っても、どうせいくつか転がっていくから最後に拾っても同じだけど、ずっとシンクに放置しておくのも気になってしかたない。

 こうした邪念が手元を狂わせ、さらに被害を拡大させるのです。もうみんな、転がりすぎ!


<所要時間>
30秒

<やれやれ度>
45%

<ワンポイントアドバイス>
包丁の背に人差し指を置くと安定して切れるようになりますよ。(40歳・男性)


<本稿は『やってもやっても終わらない名もなき家事に名前をつけたらその多さに驚いた。』(サンマーク出版)から一部抜粋して再構成したものです>

(編集:サンマーク出版 Sunmark Web編集部)

【著者】
梅田悟司
コピーライター
インクルージョン・ジャパン株式会社 取締役 コミュニケーション・ディレクター

◎7日目(連載最終日)はこちら