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Business – 仕事

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#ビジネス書

「自由貿易は保護貿易よりも経済が潤う」と信じる人が知って驚くこと

「自由貿易は保護貿易よりも経済が潤う」と信じる人が知って驚くこと

 政府が貿易に対して原則として制限を設けない「自由貿易」と逆に国内産業を守るために制限を設ける「保護貿易」を比べて、自由貿易によって競争を促したほうが経済は潤うという主張がなされることがあります。

 スペイン・セビリア大学応用経済学教授であるフアン・トーレス・ロペス氏はそこに異論を唱えます。著書『Econofakes エコノフェイクス――トーレス教授の経済教室』より、お届けします。

自由な貿易

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トヨタで学んだ「紙1枚」にまとめる技術が複雑な案件でもわかりやすい理由

トヨタで学んだ「紙1枚」にまとめる技術が複雑な案件でもわかりやすい理由

 路上で外国人に道を尋ねられたとしたら、どうしますか?

 言葉を尽くしジャスチャーを交えて説明することもあるでしょうが、1枚の地図を見せたほうがずっと正確に短時間で伝わることがあります。

 読んでわかるよりも見てわかる。その本質がトヨタ自動車出身で、在籍時に修得したトヨタ独自の「紙1枚」仕事術を体系化して思考整理法としてまとめあげた浅田すぐるさんのロングセラー『トヨタで学んだ「紙1枚!」にまと

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頭のいい人は効率的に分ける「線の引き方」が抜群にうまい

頭のいい人は効率的に分ける「線の引き方」が抜群にうまい

 調達コンサルタントとして活動し、テレビ、ラジオなど数々の番組に出演、企業での講演も行っている坂口孝則さんはさまざまなジャンルにまたがって毎月30冊以上の本を読む読書家。その坂口さんによる『「しやすい」の作りかた』(著:下地寛也、サンマーク出版)のブックレビューをお届けします。

うまく線を引ければ仕事や生活は向上する

 『「しやすい」の作りかた』は生活や仕事をラクにするための、きわめて効果的な

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ミスを1つも犯したくない人にフッと肩の力を抜いて考えてみてほしいこと

ミスを1つも犯したくない人にフッと肩の力を抜いて考えてみてほしいこと

「仕事でミスをしてしまった」

 誰しも落ち込む瞬間です。そんな事態に陥らないように、できるだけミスをしないような準備を常日頃からしておきたいし、振る舞いたいと考えている人は少なくないかもしれません。しかし、ミスを100%防ぐのは無理。では発想を転換してみると?

 史上最年少で世界トップクラスに君臨するメガバンクの「全米No.1」営業成績を残した酒井レオさんによるロングセラー『全米No.1バンカ

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同じ時間を働いて「莫大な富を稼ぐ人」と「時給だけを得る人」の決定的な大差

同じ時間を働いて「莫大な富を稼ぐ人」と「時給だけを得る人」の決定的な大差

 1日8時間働くとして、それをはるかに上回る成果を上げられるか、それとも時間通りのリターンか。

 アメリカ・シリコンバレーで生きる伝説とされる、ナヴァル・ラヴィカントは、そのカギが「レバレッジ」にあると説きます。ナヴァルの投稿記事、ツイート、対談を集めた本『シリコンバレー最重要思想家ナヴァル・ラヴィカント』よりお届けします。

時間の「切り売り」を断つ──インプットとアウトプットを分断する

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「まとまらない会議」をまとめたい人に試してほしい劇的な解決策

「まとまらない会議」をまとめたい人に試してほしい劇的な解決策

 会議の場で挙がったたくさんの意見。「これ、いつ終わるんだろうか……」というシーンに直面したことがある人は少なくないでしょう。

 脱線せずにうまく話をまとめて時間通りに終わる。どうすれば「まとめやすい」会議にできるでしょうか。活用したいのはホワイトボード。ポイントは「分け方」です。

 コクヨのワークライフコンサルタント・下地寛也さんの著書で、生活の中におけるさまざまな「しにくい」を、「分ける技

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発言しにくい会議を格段に「発言しやすくする」3つの分け方

発言しにくい会議を格段に「発言しやすくする」3つの分け方

「発言しにくい」空気の会議――。ビジネスパーソンなら誰しも一度や二度は経験したことがあるでしょう。

「何を言えばいいのかわからない」「発言しても大丈夫かわからない」「発言すると否定される気がする」といった悩みは、どうすれば解消できるでしょうか。

 コクヨのワークライフコンサルタント・下地寛也さんの著書で、「分ける技術」を使って生活の中におけるさまざまな「しにくい」を「しやすい」に変えることを探

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やる気をずっと保てる人と長続きしない人「そもそもの動機」の決定的な差

やる気をずっと保てる人と長続きしない人「そもそもの動機」の決定的な差

「地道な作業を積み重ね続ければ、誰でも目標に近づいたり、夢に近づいたりできます」

 こう言うのは脳神経外科医の菅原道仁さん。菅原さんによると脳科学の見地から「続ける」のに必要なのは成功体験によって、あるホルモンをドバッと分泌させること。それがドーパミンです。

 菅原さんの著書『すぐやる脳』では、「①自己暗示をかける→②スモールステップに分ける→③ドーパミンを分泌させる」という3つを1サイクルと

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あらゆる「しにくい」を「しやすい」に変えてしまう、たった一つのワザ

あらゆる「しにくい」を「しやすい」に変えてしまう、たった一つのワザ

 説明には「わかりにくい」と「わかりやすい」がある。

 商品には「使いにくい」と「使いやすい」がある。

 デザインには「見にくい」と「見やすい」がある

 住宅には「住みにくい」と「住みやすい」がある。

 巷にあふれる「しにくい」は、たったひとつの技術を身につけることで、すべて「しやすい」に変えることができます。それこそが「分ける技術」。

 コクヨのワークライフコンサルタント・下地寛也さん

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「脳の使いこなし方」目標を達成できない人と実現できる人の決定的な差

「脳の使いこなし方」目標を達成できない人と実現できる人の決定的な差

 ビジネスでもプライベートでも、大きな目標を立ててゆったりとした予定を組んで物事に取り組むと全然はかどらないのに、時間がない時ほど集中してやれることがあります。

 実は脳の仕組みにその秘密があります。これをうまく使って効率的に物事を運ぶコツとは? 『新版 自動的に夢がかなっていくブレイン・プログラミング』よりお届けします。

「期限」はパワーの源

 人生の行動計画を立てようと決めて、今の自分の

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「第一印象が圧倒的に良い人」が外さない5つの要素

「第一印象が圧倒的に良い人」が外さない5つの要素

 初対面の人に「この人は仕事ができそうだ」とか「この人はだらしなさそうだ」というような第一印象を抱いたことはあると思います。何を基準に、判断しているのでしょうか。できるだけいい印象を与えるためには?

 史上最年少で世界トップクラスに君臨するメガバンクの「全米No.1」営業成績を残した酒井レオさんによるロングセラー『全米No.1バンカーが教える最強の気くばり』から、今日から「第一印象」をよくできる

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「究極の鍛錬」ができる人は達人の領域になっても手を緩めない

「究極の鍛錬」ができる人は達人の領域になっても手を緩めない

 スポーツ、音楽、チェス、ビジネス、医学など多くの専門分野で「偉大な業績」を達成している人に対して、「まばゆいほどの知能」と「ものすごい記憶力」を持っているというイメージがあるかもしれません。

 ところが、ロングセラーの新装版『新版 究極の鍛錬』の著者、ジョフ・コルヴァン氏によれば「達人たちの一般的能力は驚くほど平均的」だといいます。

 天才に共通する要素である「究極の鍛錬」をつきとめた本書よ

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仕事を抱え込んで周囲をハラハラさせる人にありがちな考え方

仕事を抱え込んで周囲をハラハラさせる人にありがちな考え方

 仕事や勉強で結果を出せる人は「やるまでの時間」が短く「すぐやる」クセが身についています。

 一方、「すぐやる」を怠ってビジネスの現場で仕事を抱え込んでしまうと、大惨事が起こることがあります。脳神経外科医、菅原道仁さんの著書『すぐやる脳』から一部抜粋、再構成してお届けします。

すぐやらないのは「認知のゆがみ」のせい

 ビジネスパーソンの場合、よく見聞きするのが「タスクの抱え込み」です。

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結果主義で物事を判断する人が見落としていること

結果主義で物事を判断する人が見落としていること

 仕事でもプライベートでも何かを「決断する」という場面の連続ですが、特に人生に大きな影響を及ぼすような事項の場合は、その決断が正しかったのか間違っていたのかを後で考えることは少なくありません。

 その評価を左右する要素として考えたいのが決断によってもたらされた「結果」。『How to Decide 誰もが学べる決断の技法』よりお届けします。

結果の質で決断の見方が変わる

①新しい会社で仕事を

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