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Kids – 子供たち

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記事一覧

教え方がうまい人は基本から順番に一つずつ教える

教え方がうまい人は基本から順番に一つずつ教える

「友だちにバスケのやり方を教えているんだけどさっぱりわかってもらえない。どうしたらわかってもらえるの?」

 他人にモノを教えてわかってもらうのは、大人でも難しいことです。何かコツはあるでしょうか。

 子どもの小学校生活で、「仲間に入りたい」「嫌なことを言わないでほしい」「教えてほしい」「意見を言いたい」など、シチュエーションにあわせた言い方と、その考え方を紹介している齋藤孝さんの新刊『こんなと

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SAPIX流「4年生」になったら身につけたい勉強法3つ

SAPIX流「4年生」になったら身につけたい勉強法3つ

 中学受験対策として塾に通い始める子が増えてくるのが小学4年生。まずは学習習慣を身につけることが大切です。(参考記事:SAPIX流「4年生」に身につけてほしい学習習慣/2024年3月20日配信)

 学習習慣が身についたあと、実際にどう勉強を進めていくといいのでしょうか。

 教育・学習ライターの小川晶子さんが大手中学受験塾のSAPIX(サピックス)小学部に取材して、低学年から試験当日まで、親がで

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ふとした発言で「相手を怒らせた子」が取るべき言動

ふとした発言で「相手を怒らせた子」が取るべき言動

 友だちと話していて、相手が急に怒り出してしまった。自分としてはそんなつもりじゃなかったのに……。

 友だちが大きな失敗をしてしまった。なんとかなぐさめたい……。

 こんな場面を経験したことがある人は少なくないでしょう。大人でもどうしたらいいか悩むところですが、どう振る舞うのがいいでしょうか。

 子どもの小学校生活で、「仲間に入りたい」「嫌なことを言わないでほしい」「教えてほしい」「意見を言

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子どもが「おともだちとケンカしちゃった」どうする?

子どもが「おともだちとケンカしちゃった」どうする?

 今春から子どもが小学生になった親御さんもいらっしゃると思います。

 新しいお友だちとうまくやっていけるかな?

 けんかしたり、いじめられたりしないかな?

 先生に面倒をかけてないかな?

 親も心配ですが、それ以上に、お子さんはドキドキかもしれません。

「けんかしちゃった!」「話してたら相手が急に怒り出したんだけどどうしよう!」

 お子さんのピンチを、どう助けてあげればいいのか? そ

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「子が言うことを聞かない」深刻に考えなくて良い訳

「子が言うことを聞かない」深刻に考えなくて良い訳

「片付けないんだったら、ご飯食べなくていい!」

「宿題してない人はお外に遊びに行かせないからね!」

「電車の中で静かにできないなら今すぐ引き返すからね!」

 このような𠮟り方、よく聞きませんか? こうした罰を与える𠮟り方は、思いもよらない弊害やデメリットを引き起こします。かといって素直に聞く子も心配です。

 年間500本以上の論文を読む著者が厳選した世界の研究を根拠としてまとめた『自分

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クラス替えの自己紹介、覚えてもらうにはどうする?

クラス替えの自己紹介、覚えてもらうにはどうする?

 4月からの新学期。学校ではクラス替えの時期です。小学生のお子さんにとって、新しい友だちができる楽しみもある一方、クラスに溶け込めるか、仲の良い友だちができるかどうかなど不安に思っていることもあるでしょう。

 中でも緊張することの一つが「クラス替えのときの自己紹介」。どんなふうに話せばいいでしょうか。

 子どもの小学校生活で、「仲間に入りたい」「嫌なことを言わないでほしい」「教えてほしい」「意

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専業主婦(夫)か仕事復帰かの議論で外せないこと

専業主婦(夫)か仕事復帰かの議論で外せないこと

 4月からの新年度。産休・育休から復職する人も少なくないでしょう。

 ブラウン大学経済学部のエミリー・オスター教授は、経済学者として膨大なデータにあたり、そこから得た知見と、自身の子育て経験を交え、全てに科学的根拠を求めた『米国最強経済学者にして2児の母が読み解く子どもの育て方ベスト』を著しています。

 そこで論じていることの1つのテーマが『「家」にいる? 「仕事」にいく? 専業主婦(夫)か仕

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10〜12歳のコミュニケーション力を高める親の習慣

10〜12歳のコミュニケーション力を高める親の習慣

<10〜12歳 大人のコミュニケーションへの準備>

欧米教育の常識「show&tell」を家庭に導入する

 欧米の教育現場では、「show&tell」という時間があります。これは、自分の好きなものや事柄について短いプレゼンを行う時間のこと。日本の「朝の会(ホームルーム)」に近いイメージの時間帯に行われます。

 積極的に手を挙げて発言できる力は、コミュニケーション力の向上のみならず、この後に出

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SAPIX流「4年生」に身につけてほしい学習習慣

SAPIX流「4年生」に身につけてほしい学習習慣

4月から迎える新学期。小学4年生になると中学受験を念頭として塾に通い始める子も増えてきます。

あまり受験勉強に絞りすぎずに、いろいろなことに興味関心を持って学んでもらいたい時期ですが、中学受験で伸びる子が4年生でとくに身につけておきたいことの一つが、学習習慣をつけていくことです。

教育・学習ライターの小川晶子さんが大手中学受験塾のSAPIX(サピックス)小学部に取材して、低学年から試験当日まで

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3〜9歳のコミュニケーション力を高める6つの習慣

3〜9歳のコミュニケーション力を高める6つの習慣

◎オススメの記事

<3〜6歳 コミュニケーションの土台を作る>

「どうせ無駄」だけは絶対避ける

 親子のコミュニケーションで最も避けるべきこと。それは、「どうせ話しても聞いてもらえない」と子どもに思わせてしまうことです。

 この「どうせ聞いてくれない」「どうせ無駄」という感覚を「学習性無力感」といいます。

 学習性無力感とは、ペンシルバニア大学の心理学教授であった心理学者のマーティン・セ

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子育てで時間が全然足りない人を助ける三種の神器

子育てで時間が全然足りない人を助ける三種の神器

4月からの新年度スタートに合わせて育児休暇から復職されるという子育て世代のパパママが直面するのが、「時間がない!」という現実です。これに対処するためには文明の利器が欠かせません。

前編「育休復帰の人にお薦め!絶対便利な神アイテム3選」に続き、サンマーク出版のPR担当・酒見亜光と編集者・池田るり子のふたりが、「これがなくては私たちの生活が回りません!」という、「令和6年版・ワーママ三種の神器」を語

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育休復帰の人にお薦め!絶対便利な神アイテム3選

育休復帰の人にお薦め!絶対便利な神アイテム3選

4月からの新年度スタートに合わせて育児休暇から復職されるという子育て世代のパパママも少なくないでしょう。働きながらの子育ては、時間も心の余裕もなくて悩みが多いものです。

そんな皆さんに、サンマーク出版のPR担当・酒見亜光と編集者・池田るり子が、「これがなくては私たちの生活が回りません!」という、「令和6年版・ワーママ三種の神器」を前後編で語ります。

みなさまの生活の助けになるものが一つでもあり

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SAPIXが小学3年生までは先取り学習をしない理由

SAPIXが小学3年生までは先取り学習をしない理由


◎オススメの記事

〈低学年のときに知っておきたいこと〉
先取り学習のメリット・デメリット

 低学年のうちから、先取り学習をしているケースは少なくありません。

 子ども本人に余裕があり、興味関心のあることを掘り下げていった結果の先取り学習は、力を伸ばす大きなきっかけになることも多いので、何の問題もありません。

 一方で、押しつけられた先取り学習には、弊害があります。

 その一つは、「知っ

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SAPIXが低学年の親に「先回りしないで」と説く意味

SAPIXが低学年の親に「先回りしないで」と説く意味

低学年でやっておきたいことは3つ

 SAPIXの溝端先生は、「低学年でやっておきたいこと」として、大きく三つのことを挙げています。

① 興味の幅を広げる
② 自分なりに考える経験を積む
③ 漢字や語彙、計算の練習をする習慣をつける

 2月21日に配信した「SAPIXが低学年の親に『家族旅行』を勧める理由」では、「①興味の幅を広げる」について詳しくお伝えしました。今回は残る「

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