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「ありがとう」の一言で相手の心をグッとつかむ人が身につけている4つのコツ

 家族、恋人、同僚、友人・知人――。「ありがとう」は、私たちが日々何気なく交わす言葉です。

 その伝え方一つで、受け取る側の印象は大きく変わります。相手に感謝の気持ちを確実に届け、より良い人間関係を築くためには4つのコツがあります。

 人間関係に関する実用的なテクニックをまとめた『他人とうまくやっていく』よりお届けします。

『他人とうまくやっていく』(サンマーク出版) 書影
『他人とうまくやっていく』

「ありがとう」を言う

「ありがとう」の言い方なんてどうでもいい、と思う人もいるでしょう。しかし、じつはこれこそ、人間関係を築くときにもっとも大きな効果を発揮するスキルです。いつも「ありがとう」を言うチャンスを探し、見つけたらすかさず実行しましょう。

効果的な「ありがとう」のための4つのポイント

① はっきり聞き取れるように言う

はっきりと口に出すことで、感謝の気持ちが間違いなく相手に伝わります。

「ありがとう」を言えることに、喜びを感じましょう。あなたがお礼を言うのを他の人が耳にすれば、その「ありがとう」の効果は何倍にもなります。

② 相手の目を見て、ボディタッチする

アイコンタクトはあなたの誠実さを強調します。また、相手のひじのあたりに軽くタッチすると、あなたの感謝がよりダイレクトに伝わり、相手の心に残る「ありがとう」になります。

③ 相手の名前を呼ぶ

「ありがとう」を、相手専用にアレンジしましょう。「ありがとう、スーザン」と言うのは、ただ「ありがとう」と言うよりはるかに効果的です。

④ メモに「ありがとう」と書いて残す

状況が許せば、これがもっとも効果的な「ありがとう」の伝え方です。インパクトの大きさで言えば、相手に向かって直接「ありがとう」を言うのはその次、電話で「ありがとう」を言うのはさらにその次という順位になります。メールに「ありがとう」と書いて送るのは、言わないよりはマシという程度です。

「ありがとう」を言うときは、つねに誠実であるようにしましょう。あなたの言葉が心からのものだということを相手に伝えるのです。本心ではない「ありがとう」は、あなたの仕草から相手に見抜かれてしまうものです。ささやかなことに対しても感謝するチャンスを見逃さず、いつでも「ありがとう」を届けることのできる人になりましょう。

<本稿は『他人とうまくやっていく』(サンマーク出版)から一部抜粋して再構成したものです>

(編集:サンマーク出版 SUNMARK WEB編集部)
Photo by shutterstock

【著者】
アラン&バーバラ・ピーズ
Allan & Barbara Pease
アラン・ピーズはボディ・ランゲージの世界的権威。妻バーバラとの共著『話を聞かない男、地図が読めない女』(主婦の友社)は、55の言語に翻訳される大ベストセラーに。バーバラ・ピーズは、ピーズ・トレーニング・インターナショナルのCEOとして、各種ビデオの制作やトレーニング講座の運営、世界各国の企業・政府向けセミナーの開催などを手がけている。

【訳者】
藤田美菜子(ふじた・みなこ)

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