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Heart & Body – 心と体

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認知症を正しく知らないのに、恐れすぎる人が早合点しがちなこと

認知症を正しく知らないのに、恐れすぎる人が早合点しがちなこと

「認知症になると別人のようになる」

 そんなふうに思っている人は少なくないでしょう。ただ、そんなに単純な話ではありません。進行にはグラデーションがあり、治療できる場合もあります。認知症の周囲には「早合点」がたくさんあり、それが早期発見・治療の機会を奪い、本当の意味で怖い結果を招いているのです。

 全国の医師たちが診断法を学びに来る認知症専門医が、最新の知見と現場での経験から、「認知症の診断」「

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しんどい環境にいる人は、そこであえて頑張る必要はない

しんどい環境にいる人は、そこであえて頑張る必要はない

「あの人はメンタルが強いなあ」

 そんなふうに感じる人が周りにいませんか。プレッシャーの中でも冷静に対応できる人がいる一方で、自分は不安になったりイライラしたり――。でも、実は結果を出している人たちも、同じように悩んでいるものです。

 精神科医の木村好珠さんの著書『メンタル弱いまま楽しく生きてく』よりお届けします。

変えるべきはメンタルの弱さじゃなくて、あなたの環境

 学校や職場で活躍して

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「あした、朝早くて大変」と憂鬱な人が気づいていないこと

「あした、朝早くて大変」と憂鬱な人が気づいていないこと

「あした、朝早くて大変なんだ」

「上司が大嫌い」

 誰しもが口にしそうなことで、これによって不きげんな気持ちになっているかもしれません。ただ、私たちの心の動きには、誰もが持っているのに、ほとんどの人が気づいていない不思議な仕組みがあります。

 スポーツドクター、辻秀一さんの著書でロングセラー『自分を「ごきげん」にする方法』よりお届けします。

気づくだけで心は変わる

 脳は勝手に意味づけし

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18歳時点の体力が将来の収入や病歴にかかわるという衝撃事実

18歳時点の体力が将来の収入や病歴にかかわるという衝撃事実

 知能を高めるには机に向かって勉強するしかないと信じている人は少なくないでしょう。しかし、最新の科学研究は、まったく異なる可能性を示しています。必要なのは運動。18歳の時の体力が、その人の学歴や収入、健康状態の傾向を示すという研究結果も出ています。
 
 スウェーデンの精神科医アンデシュ・ハンセン氏が、運動が脳にどんな影響を与えるかをテーマに、効果の高い身体の動かし方やそのメカニズムをまとめた『運

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実家に帰省する30〜40代の人に親へのお土産としてオススメしたい1冊

実家に帰省する30〜40代の人に親へのお土産としてオススメしたい1冊

「あの人の顔は思い出せるのに名前が出てこない」

「とっさの会話で言葉に詰まってしまう」

 特に歳を取ってきてから、こうしたことに身に覚えがある人は少なくないでしょう。そんな悩みへの処方箋として、サンマーク出版から発売され、今年後半好調に売れたのが『とっさに言葉が出てこない人のための早口ことば』。今年8月の発売から現在までに累計13万部を突破。書店さんの店頭では平積み展開が続き、レジ前での展開を

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【テレビで紹介!】食後の眠気は病気連鎖の始まり?「糖質疲労」が体を壊す

【テレビで紹介!】食後の眠気は病気連鎖の始まり?「糖質疲労」が体を壊す

 今年3月の発売以来、13万部を突破している『糖質疲労』(サンマーク出版)の著者で、北里大学北里研究所病院・糖尿病センター長の山田悟さんが、12月27日放送のテレビ朝日系「羽鳥慎一 モーニングショー」に生出演。「『糖質疲労』食後の眠気は危険サイン 食べる“順番”新常識」というテーマで特集が組まれました。

 多くの視聴者が経験しているという「食後の眠気やだるさ、集中力が続かない、イライラする」など

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日本人が「挑戦を避けがち」という脳科学的な必然

日本人が「挑戦を避けがち」という脳科学的な必然

 「わかっているけど、できない」

 誰もが経験するこの感覚の正体は、実は脳の賢い仕組みにあります。人間の脳は生命維持のために、できるだけエネルギーを使わないよう設計されているのです。

 そして日本人には、遺伝的に「挑戦を避けやすい」という特徴もあります。しかし、これは決して克服できない壁ではありません。

「いつもと同じ」では生き残れない

 どんな生物も、環境の変化に対応することが必要です。

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14時ごろ眠くなる人がたいてい知らない手軽な解消法の効果

14時ごろ眠くなる人がたいてい知らない手軽な解消法の効果

 14時――。ランチを食べてなんだか眠くなってしまうことがある時間帯です。そんな時に眠気で鈍っている頭をスッキリさせたければ、ちょっと仮眠を取るのが有効です。

 世界最高峰の睡眠研究をもとに「究極の疲労回復」と「最強の覚醒」を実現する超一流の眠り方を解説したロングセラー『スタンフォード式 最高の睡眠』よりお届けします。

脳が劇的に回復する「眠たい」チャンスタイム

 サルの睡眠について調べてみ

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高齢の母が大腿骨を骨折、治療はどうしたら?

高齢の母が大腿骨を骨折、治療はどうしたら?

 高齢者の骨折には要注意。特に足の付け根(大腿骨頸部)や手首、背中、肩などの骨を折ると立つことや歩くことができなくなります。たった1カ所の骨折が寝たきりと要介護状態を招くからです。

 骨の量(骨密度)が減少し、骨が脆くなることで骨折しやすくなる「骨粗しょう症」。特に閉経後の女性に多く見られ、寝たきりの原因となる大腿骨頸部骨折や、日常生活に大きな支障をきたす脊椎圧迫骨折のリスクを高めます。日本人の

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腰痛を抱えがちな人とあまり悩まない人の身体は何が違うのか

腰痛を抱えがちな人とあまり悩まない人の身体は何が違うのか

 腰痛に悩まされ続ける人と、そうでない人は何が違うのでしょうか。カギは、腰の周りにある小さな筋肉たちの「チームワーク」にあります。

『腰痛が4週間で解消! 「大腰筋」を強くする』よりお届けします。

「腰痛になりやすい腰」と「腰痛になりにくい腰」はこう違う

 腰部分は、真ん中に腰椎が1本立っているだけで、他に骨はありません。したがって、とても不安定な構造になっています。

 たとえば太ももの筋

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美容院で「理想の髪型になれる人」と「なれた試しがない人」の大差

美容院で「理想の髪型になれる人」と「なれた試しがない人」の大差

 女性の顔の印象を決める大きな要素の一つが髪。ただ、美容院に行ったときに自分の理想のヘアスタイルを美容師さんに伝えるのは、意外と難しいものです。「おまかせで」とオーダーしてしまっていませんか?

 理想の髪型を手に入れられない原因は、「伝え方」にあるかもしれません。ファッション誌やヘアカタログで4万人以上のヘアスタイルを撮影し、美容師以上に髪の見せ方に精通したライターの佐藤友美(さとゆみ)さんが、

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骨が強いと自負した50代彼女が骨粗しょう症と診断された意外な理由

骨が強いと自負した50代彼女が骨粗しょう症と診断された意外な理由

 骨の量(骨密度)が減少し、骨が脆くなることで骨折しやすくなる「骨粗しょう症」。特に閉経後の女性に多く見られ、寝たきりの原因となる大腿骨頸部骨折や、日常生活に大きな支障をきたす脊椎圧迫骨折のリスクを高めます。日本人の中で1000万人を超える患者がいるとされます。

 これまで骨粗しょう症の診断には主に骨密度の測定が用いられてきました。「定期的に検査を受けているから大丈夫」「骨密度が正常値だから安心

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「うつになるのは心が弱いから」と思う人に知ってほしい真実

「うつになるのは心が弱いから」と思う人に知ってほしい真実

 深刻なことでもないのに、なぜか涙が出る。本来は仲の良い友だちに嫉妬する――。そのときの精神状態次第では、これを「心が弱い」とか「性格が悪い」という言葉では片付けられない場合があります。

 40代女性ライター・高木が心理カウンセラーの下園壮太先生に心の悩みをぶつけた『とにかくメンタル強くしたいんですが、どうしたらいいですか?』。

 前回(全6回)までの対話を経て、「プチうつ」と自覚した高木は、

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ランニングを続けて痩せられる人と習慣化できない人の決定的な差

ランニングを続けて痩せられる人と習慣化できない人の決定的な差

「朝と決めたのに続かない」「夜は疲れて走れない」——。やせるために走ろうと思い立ってランニングを始めても、その習慣をなかなか確立できない人がいます。

ただ、「走る時間」にただ1つの正解はありません。フィジカルトレーナー・中野ジェームズ修一さんの著書『世界一やせる走り方 新装版』より、その見つけ方と、時間帯別の具体的なコツをご紹介します。

世界一やせるための、走る時間帯とは?

 よく聞かれる質

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