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Heart & Body – 心と体

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やせる目的で走る人が意外と知らない「スピード」の最適解

やせる目的で走る人が意外と知らない「スピード」の最適解

 気温が下がり始める10月はランニングに適した季節の始まりです。夏場のような熱中症のリスクは下がり、冬場のように寒すぎて走り始めるのに逡巡することもなく、気持ちよく走れます。「走ってやせよう」とランニングに取り組む人もいらっしゃるのではないでしょうか。

 では、どんなスピードで走るとやせやすいのでしょうか。速ければ速いほどいいわけではありません。『世界一やせる走り方 新装版』の著者でフィジカルト

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40代からの「老化の崖」を転落しないために知っておきたいこと

40代からの「老化の崖」を転落しないために知っておきたいこと

 人間は誰でも歳を取ると体のさまざまなところが衰えます。一般的に「老化」と呼ばれる現象ですが、人によって進み方に違いがあったり、見た目にわからない体内の老化があったりします。その秘密はどこに? 40代からの「老化の崖」を転落しないために何ができるのでしょうか。

 C型肝炎マーカーの開発によりC型肝炎の輸血による感染を撲滅し、世界的な評価を得た医学博士の飯沼一茂さんが今後、医学の主役となる免疫の最

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「嫉妬」という感情にとらわれるのは人生にとってもったいない時間だ

「嫉妬」という感情にとらわれるのは人生にとってもったいない時間だ

「嫉妬」は多かれ少なかれ誰しもが持っています。ただ、他人をうらやむ気持ちが行き過ぎると、さまざまな弊害を生み出すこともある厄介な感情ともいえます。

 膨大な研究結果をひもときながら、「よい人生」を送るための52の思考法をまとめた『Think clearly 最新の学術研究から導いた、よりよい人生を送るための思考法』の著者、ロルフ・ドベリさんは「嫉妬をコントロールする能力は人生に不可欠」と指摘しま

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有能な人でも過去の自分まで否定…大人を襲う「無力感」の正体

有能な人でも過去の自分まで否定…大人を襲う「無力感」の正体

「イライラしがち」「面倒くさい」「自分のせいにする」「傷つきやすくなる」

 ストレスがかかってもすぐに元気な状態の自分に戻るのが「通常ゾーン」なのに対し、上記のような状態なら「プチうつゾーン」に入っている可能性があります。それは「うつゾーン」の手前まで来ているかもしれません。

  40代女性ライター・高木が心理カウンセラーの下園壮太先生に心の悩みをぶつけた『とにかくメンタル強くしたいんですが、

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運動の苦手な人でも1回10分で効率よく血流を改善できるストレッチの正体

運動の苦手な人でも1回10分で効率よく血流を改善できるストレッチの正体

 1回10分程度で血流が改善し弱った部位が次々とよくなっていく効果のある、手軽にできるストレッチがあります。

 その名も「循環系ストレッチ」。医師監修のもと、米国スポーツ医学会認定運動生理学士でもある中野ジェームズ修一氏が開発したメソッドで、運動習慣のない人やスポーツの苦手な人でも圧倒的に取り組みやすいという特徴があります。

  実際に取り組んだモニターの方々の体には、血圧の低下、血糖値の大き

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「太っていないから糖尿病の心配はない」は誤解…日本人に推奨される食事が実は健康的ではないという現実

「太っていないから糖尿病の心配はない」は誤解…日本人に推奨される食事が実は健康的ではないという現実

ランチで「ライス大盛り」を頼み、お腹いっぱい食べる――。なんとも幸せなひとときですが、その後に眠気を感じてしまっていませんか?

それも睡眠不足や過労、睡眠時無呼吸症候群などの要因が思い当たらないならば、糖尿病をはじめとする重い病気の連鎖の入り口へと駒を進めている可能性があります。

警鐘するのは『糖質疲労』(サンマーク出版)の著者で、医師/北里大学北里研究所病院院長補佐 糖尿病センター長の山田悟

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「唐揚げ+マヨネーズに罪悪感はいらない」油を控える食事が健康に良くないと思い込んでいる人の大誤解

「唐揚げ+マヨネーズに罪悪感はいらない」油を控える食事が健康に良くないと思い込んでいる人の大誤解

唐揚げにマヨネーズ。脂身のステーキ、バター。いかにもこってりしてなんだか健康に良くないのかと思いきや――。

糖尿病、肥満、高血圧症、脂質異常症という病気の前触れともいえるのが、医師/北里大学北里研究所病院院長補佐 糖尿病センター長の山田悟さんが名づけた「糖質疲労」。この状態で気づいて対処すれば深刻な病気になる前に戻れます。

そのカギを握る食事の新常識が脂質(油)との付き合い方。前編(食後やたら

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食後やたら眠い人は要注意…糖尿病からの病気連鎖を招きかねない「糖質疲労」の正体

食後やたら眠い人は要注意…糖尿病からの病気連鎖を招きかねない「糖質疲労」の正体

朝はフルーツ。昼は「そば」。夜は「油を控えた」バランスの良い食事をとっている――。

いかにも健康そうな食生活を送っている40〜50代ぐらいの人の中で「30〜40代の頃は午後も元気だったのに、このところは昼下がりに眠気が強くなっている」ならば要注意。

それはいずれ時間を置いて糖尿病・肥満・高血圧症・脂質異常症という病気の連鎖につながっていくかもしれないからです。今年3月の発売から現在までに12万

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「疲れがずっと抜けない」なんて、とても普通ではない

「疲れがずっと抜けない」なんて、とても普通ではない

 疲れがずっと抜けない――。

 そんな慢性疲労に悩んでいる人は少なくありません。ちょっと疲れて横になりたい程度であれば普通のことですが、ほぼ日常的にエネルギーが湧いてこない状態は、とても普通ではありません。それは体が助けを求めて叫んでいるといえます。

 そもそも疲労とはいったい何なのでしょうか、疲労をもたらす真の原因、そして克服するには?

『回復人 体中の細胞が疲れにつよくなる』より冒頭の試

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「巻き肩」を放置している人に知ってほしい身体の危険信号

「巻き肩」を放置している人に知ってほしい身体の危険信号

 肩が体の前に出て、内側に巻いている状態は「巻き肩」と呼ばれます。

 これを「からだにとって諸悪の根源」と指摘するのは、『肩こり、首痛、ねこ背が2週間で解消!「巻き肩」を治す』の著者で整体家の宮腰圭さん。いったい何が問題なのでしょうか。

肩こりのほとんどの人に共通する「あること」とは?

 こりを根本的に改善させるには、そこの筋肉が伸ばされたり引っ張られないような「建物」、つまり、骨格をつくら

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他人と比べて落ち込むあなたはそんな自分を褒めていい

他人と比べて落ち込むあなたはそんな自分を褒めていい

 魅力的な人やすごいパフォーマンスを見ると、つい、くらべてしまい、「あの人すごいのに、私ってなんにもできてないな」と傷ついたり、焦ったり――。

 そんな感情を持つことがあるかもしれませんが、自分が他人と同じになる必要もありません。

『メンタル弱いまま楽しく生きてく』の著者で精神科医の木村好珠さんは、「他人と自分を比べて落ち込むあなたはエライ」と話します。

卑屈になるのはめちゃくちゃもったいな

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「糖質疲労」ランチ後に眠くなる人が病気の入り口に立っているかもしれないワケ

「糖質疲労」ランチ後に眠くなる人が病気の入り口に立っているかもしれないワケ

 健康診断で判明する「空腹時血糖値」や「HbA1c」。これらの数値が正常範囲内だからといって安心できないことがあります。もしも睡眠不足や疲労、睡眠時無呼吸症候群といった身体的な要因がないのに、ランチ後の昼下がりに強い眠気を日常的に感じているなら要注意。重大な病気の連鎖が始まる入り口に立っているかもしれないからです。
 
 12万部突破のベストセラー『糖質疲労』より冒頭の試し読みをお届けします。

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あなたの悩みや問題は「あなたを守るために」存在している

あなたの悩みや問題は「あなたを守るために」存在している

 人間関係や仕事、お金、あるいは家族の問題など、私たちはいつも多くの問題を抱えているものだ。ところが困ったことに、どれだけ苦しくても、一日も早く解決したいともがいてみても、なかなか解決には至らないことのほうが多い。要するに、「うまくいかない」ということだ。

 うまくいかないと、どうしても気持ちはネガティブな方向へと進んでしまう。だから厄介なのだが、公認心理士である『わたしが「わたし」を助けに行こ

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自分の「ごきげん」と「不機嫌」を意識していますか

自分の「ごきげん」と「不機嫌」を意識していますか

 「ごきげんいかがですか?」

 日常生活で何気なく交わされる挨拶。スポーツドクター、辻秀一さんは著書でロングセラー『自分を「ごきげん」にする方法』で、「『ごきげん』とは気分、すなわち『心のあり方』」と説き、心を大事にする『ごきげん道』を解説しています。

 辻さんはアスリートが本番で最高のパフォーマンスを発揮するための「心のつくり方」を専門にアドバイスされています。クライアントは今やアスリートだ

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