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『あいては人か 話が通じないときワニかもしれません』記事一覧
<2025年2月17日更新>
「言っちゃダメ」とわかっていても言ってしまう。
「ああ、またやっちゃった」は爬虫類脳の仕業。
私たちの脳は、生物進化の歴史を映し出す3層構造をしています。最も基礎となる部分は生存本能を司り、爬虫類と同じような機能を持つことから「ワニ脳(爬虫類脳)」と呼ばれます。その上には感情を扱う「サル脳」、さらには人類特有の論理的思考を可能にする「ヒト脳」が重なっています。
ワニ脳が優位になると人は建設的なコミュニケーションができなくなります。
スウェーデンのベストセラー『あいては人か 話が通じないときワニかもしれません』は、ワニ脳を活性化させずにトゲなく人を動かす他者と生きる術を説いた本です。
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◎一本調子な話し方とメリハリのある口調「人に与える印象」の圧倒的な差
抑揚のある話し方は相手にポジティブな印象を与え、特に電話では声のトーンがコミュニケーションの成否を大きく左右します。疲れているときこそ意識的に抑揚をつけることで、相手との対話が活性化します。また、温かな口調で話すことで、悪いニュースでも相手に受け入れられやすくなることが明らかになっています。
◎「話を聞いてくれた!」と思われる人と相手と噛み合わない人は何が違うか
「聞く」という行為は、相手の話を「有効」にする重要な要素です。バリデーションを通じて、相手の気持ちを認め、受け入れる姿勢を示すことが大切です。オープンな質問を用いることで、対話をより深い次元へと導くことができます。これにより、相手は自分の考えや感情が尊重されていると感じることができます。
◎「君の気持ちはよくわかる」が相手の反発を逆に招くカラクリ
相手の立場から始めることで、確かな信頼関係を築くことができます。要求を柔らかく伝え、クローズドクエスチョンを効果的に使用することで、相手との関係性を深めることができます。親しみのある態度で接することで、相手の警戒心を解き、より開かれたコミュニケーションが可能になります。
◎「君はこうするべきだ」と言わずに歩み寄ってもらえる話し方のコツ
パタゴニアの寓話から、相手の視点を受け入れることで信用を築く「バリデーション」の重要性を説きます。会話では同調してから提案をしたり、質問を工夫したり、やわらかい言い回しを使ったりすることで、相手は受け入れやすくなります。親しみのある態度が効果的です。
◎共感とは「心が通じ合うこと」と思っている人に知ってほしいこと
共感とは単に「心が通じ合うこと」ではありません。スピンドルニューロンの働きを理解し、相手の話をじっくりと聞き、受け入れることが重要です。相手の立場に立って考えることで、より深い理解と信頼関係を築くことができます。これは職場でも私生活でも活用できる重要なスキルとなります。
サンマーク出版の公式LINE『本とTREE』にご登録いただくとこの本『あいては人か 話が通じないときワニかもしれません』の実際と同じレイアウトで目次を含み「はじめに」「1章 ヒト脳・サル脳・ワニ脳」まで冒頭54ページをすべてお読みいただけます。ご登録は無料です。ぜひこの機会に試し読みをお楽しみください!
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【著者】
レーナ・スコーグホルム(Lena Skogholm)
行動科学の研究者。講演家、教育者。年に80回近く講演や講義を行い、スウェーデンで最も人気のある講師100人の1人に選ばれた。温かさとユーモアにあふれる語り口と、明快でわかりやすい解説には定評があり、2021年には、スウェーデンのすぐれた講演者に与えられるStora Talarpriset賞を受賞した。25年にわたり研究を続ける脳科学にもとづいた人づきあいのメソッドは、職場や私生活で今すぐ役立つツールとして、高く評価されている。
本書『The Connection Code』(Bemötandekoden:konsten att förstå sig på människor och få ett bättre liv.)は、スウェーデンで発売と同時に売上ランキング上位に入り、ベストセラーとなった。国内外で話題の本となっている。
【訳者】
御舩由美子(みふね・ゆみこ)
神奈川県生まれ。訳書に『運動脳』(サンマーク出版)、『脳が強くなる食事』(かんき出版)、『キュー──心と心を通わせる合図の出し方・見つけ方』(パンローリング)、『島を救ったキッチン シェフの災害支援日記inハリケーン被災地・プエルトリコ』(双葉社)などがある。